約 5,444,749 件
https://w.atwiki.jp/assassin2/pages/39.html
武器 ※モンテリジョーニで鍛冶屋を改築しておけば、最大15%割引で購入できる。 購入可能な武器 剣 戦闘の主力となる武器。標準的な性能を持つので扱いやすい。コンボは4連続。 見映えの良い大きな動作をするので、カッコ良い殺陣・チャンバラ合戦を楽しみたい人向け。 名称 ダメージ スピード 受け流し 価格 購入可能時期 普通の剣 1 2 2 - イベントで入手 古のシリアの剣 1 2 3 2300f シークエンス3 ヴェネツィア海賊の剣 1 3 1 1900f シークエンス3 フィレンツェ海賊の剣 2 3 4 5200f シークエンス5 船長の剣 2 4 3 5200f シークエンス5 三日月刀 3 3 5 11300f シークエンス6 ミラノの剣 3 5 3 11300f シークエンス7 スキアヴォーナ 4 5 4 25000f シークエンス8 アルタイルの剣(※) 5 5 5 50000f シークエンス9 ※拠点でのみ販売 ハンマー 装備系統としては「剣」に分類される。 一撃が重く相手を大きく怯ませるが、その分攻撃速度が遅いので 積極的に攻めに行くのは難しい。コンボは3連続。 単体なら力押しで圧倒できるが、普段はカウンターキル主体で待ち気味に戦うのが良策。 いかにも痛そうな攻撃が揃っているので、相手を痛めつけるのが好きなサド気質な人向け。 敵が使っている場合、踏み込み攻撃の攻撃速度がやたら遅いので かえってカウンター・回避のタイミングが取りにくい点に注意。 名称 ダメージ スピード 受け流し 価格 購入可能時期 傭兵の戦槌 1 1 3 1900f シークエンス3 傭兵隊長の戦槌 5 3 4 36000f 羽根を50枚集める(※) 大槌 2 1 2 3600f シークエンス4 フランジドメイス 3 3 3 10500f シークエンス6 カヴァリエリの槌矛 4 2 2 20800f シークエンス7 ※『準備万端』には影響しない 小型武器 前作の「短剣」に該当する小振りの武器。逆手に持つ様子が忍者刀を彷彿とさせる。 リーチは短いが攻撃速度が早く、隙のない連続攻撃で敵を押していける。コンボは5連続。 派手さは無いが、いかにも暗殺っぽい演出の技が多い。暗殺者の雰囲気を重視する人向け。 名称 ダメージ スピード 受け流し 価格 購入可能時期 短剣 1 1 2 500f シークエンス3 ナイフ 1 2 3 1300f シークエンス3 小剣 2 4 2 2200f シークエンス4 装飾付き短剣 3 3 4 4100f シークエンス5 鉄のセスタス(※) 3 5 1 2000f シークエンス6 スルタンのナイフ 3 5 3 4300f シークエンス6 肉屋のナイフ 4 3 5 6400f シークエンス7 飾り紐付き短剣 5 5 4 9300f シークエンス8 ※鉄のセスタスは素手を強化する 購入不可能な武器 斧&両手剣 重装兵が持っている両手武器。敵から奪い取ることで一時的に使用可能。 隙は大きいものの、威力と敵を怯ませる能力が極めて高い。 また敵にカウンターを取られないので、コンボキルに繋ぎやすい、強力な武器である。 その代わり、敵にカウンターを仕掛ける際に強制的に武器を手放してしまうので 長時間の連続使用は困難になっている。(コンボキルなら問題ない) 特殊攻撃「クラッシュ」(戦闘訓練で10000fで習得可能:攻撃ボタン長押し) 受け流そうとした敵の武器を弾き飛ばす、強力な溜め攻撃。 最大まで溜めない場合、武器を弾き飛ばす効果は無いが、受け流し不可の強い攻撃になる。 攻撃するまでの隙がかなり大きいので、そう易々と出せる攻撃ではない上に せっかく武器を弾き飛ばしても、またすぐに拾われてしまう事も多いので、 実際のところそれほど役に立つ技ではない。 だが敵に使われると大変危険な技なので、敵の溜める動作には注意を払っておこう。 一応回避で避けることはできるが、それよりも溜めてる間に攻撃やつかむなどして 攻撃そのものを中断させるようにした方が良い。 槍 索敵兵が持っている両手武器。敵から奪い取ることで一時的に使用可能。 リーチが長い、カウンターを取られない、隙が少ない、と使い勝手の良い強力な武器である。 その代わり、敵にカウンターを仕掛ける際に強制的に武器を手放してしまうので 長時間の連続使用は困難になっている。(コンボキルなら問題ない) ちなみに敵のクラッシュ攻撃を受けたり、カウンターキルの演出などで槍が折れる事があるが 折れた槍は穂先側なら剣、石突側ならハンマー扱いと、武器の仕様が変わるので注意しよう。 特殊攻撃「薙ぎ払い」(戦闘訓練で10000fで習得可能:攻撃ボタン長押し) 前方の敵の足を払って転倒させる、受け流し不可の特殊攻撃。 ボタンを押している時間が長いほど攻撃範囲が広がる。 複数の敵を同時に転倒させることも可能で、実績/トロフィーの1つにもなっている。 ためてもためなくても転倒させるのには変りないので、無理して最大までためずに、小出しして敵を転倒させよう。 最小タメは約一秒程度で、実用的な出の速さである。 さらに、転倒している敵に攻撃を行うと、一撃必殺の追撃が発生する。(ちなみにモーション中は無敵となる) この為、薙ぎ払いを習得すると、非常に殲滅力のある武器となる。 斧・大剣持ちに対してカウンターを行うと、槍を折られ薙ぎ払いができなくなるので、殲滅を優先する場合は、カウンターキルは狙わない方がいいだろう。 これも敵に使われると厄介であるのには変りない。 溜めるモーションが見えたら、クラッシュ同様、中断させるようにした方が良い。 特殊装備 アサシンブレード シークエンス2から使えるようになる、アサシンの象徴とも言える暗殺用の武器。 非戦闘状態の相手に接近することで一撃必殺の「暗殺」が繰り出せるのが最大の特徴。 ただし、あくまで暗殺用の武器なので戦闘には不向きである。 戦闘状態では、威力は微弱、敵の攻撃を受け流しできない、カウンターの受付時間が短い、と かなり扱いづらい性能になってしまうが、カウンター成功時は「暗殺」で敵を即死させるので 達人が使用すれば最強の武器と化す。 シークエンス4でアーマープレートとダブルブレードが追加され、戦闘能力が格段に向上する。 敵の攻撃の受け流しが可能になり、二人同時に暗殺する「ダブルキル」が使えるようになる。 以降も次々と新機能が追加されて強くなっていく。まさにレオナルド様々である。 ブレードポイズン シークエンス5から使用可能になる毒を使った暗殺。 刺された相手は毒の効果でしばらく錯乱状態に陥り、武器をがむしゃらに振り回して 暴れ回った後に死を迎える。ある意味最もエグい暗殺と言える。 立った状態でのステルス暗殺でしか発動しない、という厳しい使用制限があるものの 刺した瞬間は全く周囲に気付かれない、毒で苦しむ相手が周囲の注目を集めてくれる 対象が死ぬまでの間に安全な所へ逃亡する時間を稼ぐことができる、など 安全性・隠密性において極めて優れた暗殺術と言える。 使用の際には毒が必要で、毒は医者から購入可能。 『ブレードポイズンM/L』を購入することで、最大携行数を5/10/15本に増やせる。 ピストル シークエンス9から使用可能になる銃撃による暗殺。 火薬を用いてアサシンブレードから弾丸を撃ち出し、離れた敵を一撃で葬り去る。 命中率はボタンの押す長さに比例して高くなり、最大まで長押しすれば必中になる。 装弾数が少ない、弾が高価、射程が短い、発射音で周囲の注目を集めてしまうと なかなかに使いどころが難しい武器だが、その威力は絶大の一言。強敵に使いたい。 また発砲しなくとも、銃口を相手に向け続けるだけで相手の士気を下げる効果があり 逃亡を誘発させることができる。面倒な相手が1人残った際などに使うと便利。 *ちなみにRB/R1で武器変更することで、ピストルの構えを解除できる。 使用の際には弾が必要で、弾は鍛冶屋で購入可能。弾の最大装填数は6発で固定。 拳 素手。威力こそ低いものの、相手の武器を奪い取ることができるのが最大の強みである。 武器の奪取は今作での戦闘の要といっても過言ではなく、使いこなせば間違いなく 最強になり得るポテンシャルを秘めているので、是非ともマスターすべし。 つかみ技の仕様も独特で、掴んだ相手を肉の盾にしたり、トドメを刺すことは出来ないが 頭突き・パンチ・膝蹴りで追加ダメージを与える事が可能になっている。 3回攻撃すると手を離してしまうが、2回攻撃→少し移動→2回攻撃…と繰り返すことで いつまでも一方的に攻撃し続けることができたりする。(ラスボスでさえもハメられる。) そして素手の最大の特徴は「相手を殺さない」ことである。 と言っても、内部処理的には死体と同じ扱いなので、単なる自己満足に過ぎないのだが それでも「なるべく命は奪いたくない」と言う有情派アサシンには嬉しい仕様と言えるだろう。 市民殺害ペナルティがつかないため、通行人をボコボコにしてストレス解消できる。 「鉄のセスタス」を購入すると威力がアップする。 特殊攻撃「砂かけ」(攻撃ボタン長押し) 足下の砂をつかみ前方に撒いて相手の行動を妨害する、素手専用の特殊攻撃。 複数の敵に同時に砂を浴びせることも可能で、実績/トロフィーの1つにもなっている。 攻撃するまでの隙が大きいので、そうそう気軽に出せる技ではないが 砂を浴びた敵はしばらくの間行動不能に陥り、簡単にトドメを刺せるようになる。 簡易的に煙玉と同様の効果を得られると考えれば、リスクに見合う見返りと言えるだろう。 補助武器 投げナイフ シークエンス3から使える飛び道具。 離れた相手を手軽に攻撃できる使い勝手の良さが魅力。その分威力が低いのが難点だが 弓兵なら1,2発で仕留めることができるので、屋上移動の際には重宝する。 『ナイフアップグレード』を購入する事で最大所持数を10/15/20/25本に増やせる。 敵兵の死体から頻繁に拾えるので、補充に困ることはあまりない。どんどん使って行こう。 特殊攻撃「複数ナイフ投げ」(戦闘訓練で5000fで習得可能:攻撃ボタン長押し) 複数の敵に同時にナイフを投げる特殊攻撃。 ボタンを長く押すほど投げる本数が増え、最大4体の敵を同時に攻撃することが可能。 通常のナイフ投げに比べて威力がかなり高く、複数の敵を一瞬で倒す強力な攻撃である。 煙玉(煙幕) シークエンス5から使用可能になる補助道具。 自分の周囲に煙幕を発生させて、兵士や人々の目をくらませることができる。 煙幕の持続時間はそれほど長くないが、煙に巻かれた相手は何も出来なくなってしまうので 使い方次第では大変強力。煙に紛れて逃走するか、片っ端から暗殺するかは貴方次第。 最大所持数は3つで、鍛冶屋で購入可能。所持数を増やす事は出来ない。 金を投げる 所持金から10fを周囲にばらまき、周囲の人々の関心を引く。 確実性には欠けるが、手っ取り早く周囲の目を逸らしたい際には有効なアクションである。 金に群がる人だかりは逃走の際に追っ手の妨害に使えるし、下級兵であれば追跡そのものを 中断させることも可能なので、主に逃走する際の簡易的な目くらまし、戦力分断に使うと良い。 その他にも、兵士の注意を引いてしまった時、尾行中に人ゴミや吟遊詩人が邪魔な時など 思った以上に活用できる状況は多い。色々と試してみよう。 ブレードポイズンと併用すると…
https://w.atwiki.jp/fateservant/pages/70.html
身長:160cm 体重:45kg スリーサイズ:B82/W55/H83 属性:混沌・善 性別:女性 CV:田村ゆかり レア度:SR 初期HP/最大HP:1669/10246 初期ATK/最大ATK:1600/9678 「暗殺者」のサーヴァント。微笑みを浮かべた美女。 真名はシャルロット・コルデー。ジャン=ポール・マラーを暗殺した女性で、のちに「暗殺の天使」と呼ばれた。 宝具は「我が罪は十万の人の為に(アサシナッド・アンジェ・ド)」。 パラメータ:筋力:E 耐久:D 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:B 宝具:C+ 保有スキル:気配遮断:C+ 儚き殺人者:A++ 毅然自若:B 可憐なる華:B++
https://w.atwiki.jp/oreka573/pages/242.html
ジャックランタンパラメータ 初期コマンド 覚える技 ジャックランタン 出現条件 クラスチェンジ派生 解説由来 コマンドサンプル(【前夜祭フィナーレ】型・コマンド潜在) コマンドサンプル(【カボチャの招待状(金)】型・コマンド潜在) 台詞 ジャックランタン パラメータ 属性 土 HP 131-139 クラス ☆☆☆ 攻撃 38-40 種族 土族 素早さ 76-80 EX(ルーレット) ハロウィン・パーティ→ハッピー・ハロウィン・パーティ 入手方法 カボランタン(Lv10)+ジャックのランタン 初期コマンド # ★ ★★ ★★★ 1 (カボランタン(Lv10)から継承) こうげき! 2 こうげき! 3 前夜祭フィーバー 4 前夜祭フィーバー 5 前夜祭フィナーレ 6 カボチャの招待状(金) 覚える技 単体選択攻撃こうげき こうげき! ランダム攻撃 全体攻撃 防御タネをまく 回復 強化 召喚カボチャの招待状(進化前限定) カボチャの招待状(銀)(進化前限定) カボチャの招待状(金) 異常 EX増減前夜祭 前夜祭フィーバー 前夜祭フィナーレ コマンドパワー増減ためる ★→★★ ★★→★★★ 技変化 無効笑っている ジャックランタン 出現条件 ☆クラス合計 7~9(レア) クラスチェンジ派生 解説 「ハッピー・ハロウィ~~~ン (▲v▲)/」 カボランタン(LV10)+ジャックのランタンの合体で生まれるモンスター。~ 戦闘力は皆無に等しいが、EXゲージや召喚が非常に豊富なので、それらを上手く使っていくことになる。~ 何気に、土属性及び土族モンスターではベージ・古神兵サルベージと並び最高峰の素早さを持っている。~ 前夜祭シリーズの最終形【前夜祭フィナーレ】は自EXゲージ+7、敵EXゲージ+3とかなり大幅に増加する。~ ここまでくれば、EX技の使用も容易に行えるのではないだろうか。~ ただし、相手も同様になるので、こちらから先に発動できる状況を作り、先に勝利をしたいところ。 星の章解禁時のアップデートによる強化を受けており、以前は自軍のEXゲージは+6だった。 カボチャの招待状シリーズの最終形【カボチャの招待状(金)】はハロウィン系モンスターの内、☆3か☆4のモンスター1体を召喚する。~ ☆4のフランケン、ドラキュラなどを召喚できれば、かなりの戦力になるだろう。~ ただし、相変わらず言うことは聞いてくれないので過度な期待は禁物である。 2019/10/09のアップデートより、この系統のコマンドにEXゲージを増やす効果が追加された。~ 【カボチャの招待状】では+1、【カボチャの招待状(銀)】は+2、【カボチャの招待状(金)】は+3される。 EX技は敵EXゲージを-7(超EXでは-10)し、こちらの空きスペースにハロウィン系モンスター1体を召喚する技。~ 通常EXと超EXでの召喚されるモンスターの質は変わらない模様。 要するにEXゲージダウン+カボチャの招待状シリーズである。超EXでも召喚されるモンスターのクラスは☆1から☆4までランダムとなっている模様。~ ギャンブル度合いがかなり高いため、過信は禁物である。 消費EXゲージは7で、相手のEXをいくら減らしても味方のEXゲージは増えない。 2019/10/09のアップデートより、召喚されたモンスターの最大HPを2倍にし、攻撃力と素早さを上げる効果が追加された。 カボチャの招待状シリーズやEX技で召喚されるハロウィン系モンスターは以下の6系統の進化系列全てである。~ 魔女キャミ系、ドラキュラ系、フランケン系、ジャックランタン系、レディ・カーミラ系、ゾンビビ系。~ 直接の進化ではない(コマンドや潜在の引き継ぎがない)モンスターである悪魔女ギャミス・バト・ミラも含まれる。~ いずれもハロウィンの仮装に用いられることの多い西洋の妖怪や怪物がモチーフのモンスターである。~ ちなみに余談気味だが、別冊コロコロコミックの付録で狼男(と思われる位置付け)とされた黒魔法使いジヨン系は含まれていない。~ 2019/10/09より「[速報]一部のモンスターが強くなったぞ!」 小技#id_1eb3df4dと題されて取り上げられた中の1体。~ このモンスターでは【カボチャの招待状】系統とEX技に効果が追加されている。~ また、上記の他に【タネをまく】(カボタン参照)にも使用時にEXゲージ+1の効果追加が確認されている。~ 由来 ハロウィーンの伝承で伝わる人物「ジャック・オー・ランタン」がモチーフ。~ アイルランドおよびスコットランドに伝わる鬼火のような存在であり、「ランタン持ちの男」を意味する。~ 生前に堕落した人生を送ったまま死んだ者の魂が死後の世界への立ち入りを拒否され、悪魔からもらった石炭を火種にし、萎びて転がっていたカブをくりぬき、それを入れたランタンを片手に持って彷徨っている姿だとされている。~ 現在においては、この話がアメリカに伝わったのち、カブのランタンは、移民したアイルランド人によりアメリカでの生産が多かったカボチャのランタンに変化したが、スコットランドでは現在もカブ(ルタバガ)を使っている。~ この他、毎年10月31日のハロウィンの日に作るカボチャのロウソク立てをジャック・オー・ランタンと呼び、善霊を引き寄せ、悪霊達を遠ざける効果があるといわれている。~ コマンドサンプル(【前夜祭フィナーレ】型・コマンド潜在) # ★ ★★ ★★★ 1 ためる 笑っている 笑っている or こうげき 2 ★→★★ 前夜祭フィーバー or タネをまく 前夜祭フィナーレ 3 ★→★★ ★★→★★★ 前夜祭フィナーレ 4 ★→★★ ★★→★★★ 前夜祭フィナーレ 5 ★→★★ ★★→★★★ 前夜祭フィナーレ 6 ★→★★ ★★→★★★ 前夜祭フィナーレ # ★ ★★ ★★★ 1 前夜祭 前夜祭 前夜祭 2 前夜祭 前夜祭 前夜祭フィーバー 3 ★→★★ 前夜祭フィーバー 前夜祭フィナーレ 4 ★→★★ ★★→★★★ 前夜祭フィナーレ 5 ★→★★ ★★→★★★ 前夜祭フィナーレ 6 ★→★★ ★★→★★★ 前夜祭フィナーレ # ★ ★★ ★★★ 1 (省略) ためる (省略) 2 ためる 3 ★★→★★★ 4 ★★→★★★ 5 ★★→★★★ 6 ★★→★★★ ここまで来れば高い効率でEXゲージを増加させられるようになる。~ 相手のEXゲージ増加と言うデメリットを抱えるが、その点は他のモンスターで上手く妨害しよう。~ いっそのこと【ハンドレッドフィスト】型魔王サッカーラ等で帳消しにしてしまう手もありだろうか。~ ちなみに【タネをまく】は【前夜祭フィーバー】以上【前夜祭フィナーレ】未満。~ 【カボチャの招待状(金)】は覚える技の中で一番重い。~ コマンドサンプル(【カボチャの招待状(金)】型・コマンド潜在) # ★ ★★ ★★★ 1 (省略) 笑っている 2 笑っている 3 前夜祭フィナーレ 4 カボチャの招待状(金) 5 カボチャの招待状(金) 6 カボチャの招待状(金) 高クラスが出てくる事を考慮してなのか、不安定なランダム召喚技にもかかわらず高コストの技となっており、扱いは難しい。~ 特化させるよりピン刺し程度にしておいた方がコマンドの安定性でも普段の実用性でも優れたものになるだろう。~ 台詞 登場 「ジャックランタンですよ~」 攻撃前 「やれやれ」 こうげき 「トリック・オア・トリート!」「らんたーんたん!」「よっこいせっと!」 タネをまく 「いくよー ほっほれー!」 前夜祭 「前夜祭がはじまるよー!」 カボチャの招待状 「キミたちもおいでよ!」 ミス 「苦いなぁ~…」 ステータス↑ 「アマいアマい」 麻痺 「甘かったか…」 ステータス↓ 「甘かったか…」 ダメージ 「」 EX発動 「ほんと、可笑しいよねぇ!」 EX技 「ハロウィン・パーティーの始まりだよー!」 超EX技 「ハッピー・ハロウィン・パーティー!!」 勝利 「ハハハハハ!こりゃ可笑しいや!」 撃破 「ハッピー・ハロウィ~ン(▲v▲)/」 排出(加入時) 「このランタン、いいだろ?」 排出(通常) 「ハロウィンってたのしいよね!」 排出(Lv10) 「エブリディ!ハロウィーン!」
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/5073.html
アサシン・ダーツ C 闇文明 (3) 呪文 ■S・トリガー ■相手は、自身のタップされているクリーチャーを1体破壊する。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMWZ-01 「ベーシック・オリカセット」「あれ? さっきまで一緒にいたんだけど…」 ――サイバーロードの軍団 収録 DMWZ-01 「ベーシック・オリカセット」110/210 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tendoblade/pages/31.html
ボス攻略 基本的に倒したボスの数やこなしたイベントの数で強さが変わる。 そのエリアの雑魚の強さも変動する。 そのため、最初に倒した方が良い場合、後に回した方が良い場合がある。 前半 真っ先に攻略すべきは紅魔館。 次点で妖怪の山。実はHPがもっとも高い。 後半 優曇華の加入時期によって難易度が変わる敵多数。特に守矢神社。 また、妹紅を使う場合、永遠亭は後回しが良い。 上記理由から、核融合炉と紅魔館を先に攻略すると良いかもしれない。 流通を気にするならば、ゴリアテ・陰陽玉・ちんわせんを出すため、永遠亭と妖怪の山奥地を温存しておくと良い。 特に永遠亭は複数ボスがおり、後者の方を温存しておくことで通常エンカウントするようになる。 逆に言えば、雑魚が出ない魔法の森・地霊殿・天界のサブイベントは早い目に消化しておくと良い。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/304.html
心底、面倒臭い。 横にいる相手には聞こえないよう言の葉は胸の奥に秘めておきながら。 それでも隠し切れない感情を重い溜息に変えて、月のない夜道を進む。 「なぁなぁ! アレはなんだ?赤くて、ピカピカしてるやつ!」 鈴の鳴るような声に反応し、視線を其方に向ける。 恐らく、数メートル先に直立している信号機を指しているのであろう。 華奢な体躯からすらりと伸びる腕の先。 細く、たおやかな指先をぶんぶん振りながら好奇心全開な視線を僕に向けてくる彼女。 「……さっきも教えなかったかい? あれは、信号機って言って――」 本日二度目となる説明を開始した僕の唇は彼女の容赦ない平手打ちによって塞がれた。 強烈なビンタから、悲鳴をあげる隙間すらなくぴったりと唇を覆う掌。 普通に痛い。 そして苦しい。 自然、睨み付ける様な表情を浮かべてしまうがどうやら僕以上に彼女はご立腹らしい。 「アンタはアタシを馬鹿にしてんのか! 信号機は、さっきの青いのだろ!」 掌を退かせ僕が糾弾を開始する、その前に烈火の勢いで彼女は言葉を紡ぐ。 召喚、当初から薄々勘付いてはいた。 だけど、考えたくなかった。 「一回までなら許してやる! だからさっさとあの赤いやつの正体を教えな!」 まさか、自分の召喚したサーヴァントがこんなにも馬鹿だったなんて。 大体、サーヴァントは召喚に際し聖杯から必要最低限の知識を教えて貰っている筈なのだがそれはどこへ消えてしまったと言うのだろうか。 信号機を知らないだけならまだ理解出来なくも無い。 人間――英霊であっても――誰しも全てを知っているワケではない。 自分が信号機を知っているからと言って、相手にもソレを押し付けるのは些か傲慢が過ぎるだろう。 知らない事は、知れば済む話なのだし。 だけど、だけれども。 赤く点滅する信号機と青く点滅する信号機を別々に理解したうえに、言葉に対し暴力でキャッチボールを行う相手にどう物事を教えれば良いと言うのだ。 否、信号機云々は問題の本質からは程遠い。 確かに、互いの認識――或いは常識の摺り合わせは、根気強く付き合っていけばなるほど確かに可能だろう。 だが、暴力による返答、これが問題だった。 些か以上に貧弱な僕の体に、仮にも英霊と呼ばれる存在からの殴打は荷が重い。 必然的に会話を避けていたのだがどうやらこの英霊様は絶えず喋っていないと我慢出来ない性質らしい。 「赤いのも、青いのも同じ信号機だよ。……点滅する色によって発信する意図が違うんだ ……ほんとに、こんなんで勝ち抜けるのかな……」 小学生の子供を相手にしているような錯覚に陥りつつ、ポロリと本音が漏れ出してしまう。 それは、偽らざる素直な気持ちだった。 どうしても、叶えなくてはならない願いがある。 例えどれ程の怨嗟を受け、生涯許される事の無い罪をその身に背負ったとしても、叶えなくてはならない願い。 からっぽな僕に残された、たった一つ形あるもの。 聖杯戦争。 魔術師とサーヴァントの主従が、たった一つの願望器を巡って争い、殺し合う儀式。 曰く、何でも願いの叶う願望器。 聖杯の存在は、崩れ落ちそうな意志を再び奮い立たせるには充分すぎる以上に効果を発揮していた。 愛し気に、首筋に現れた印を撫でる。 令呪と呼ばれるそれは、サーヴァントに対する絶対の命令権。 生意気なサーヴァントを律する事も可能であれば、一時的とは言えサーヴァントの力を強化する事も出来る。 その圧倒的な力量差から、サーヴァント同士の争いに介在する事は不可能だが、令呪を用いれば力の劣るサーヴァントでもジャイアントキリングを起こす目も出てくるだろう。 ――勿論、敵対するマスターも同じ事を考えているだろうから、実際に起こる可能性は相当低いのだが。 と、そこで再び視線を自らのサーヴァントに向ける。 「……不満そうだなね、アサシン」 先程漏らした言葉をしっかり聞いていたのだろう。 露骨に不満そうな表情をしているサーヴァント。 黒を基調とした豪奢なドレス姿から伸びるのは対照的に透き通るように白く、何処か艶めいた素肌。 長く伸ばされた黒髪は風に揺れ蟲惑的な香りを醸し出している。 小学校低学年位の身長でしかないのを差し引いても、充分美女といえる存在。 街中を歩いていたら思わず他人の目を惹きつけそうな彼女ではあるが――隣にいて尚、その存在を見失いかねない程、存在感が希薄だった。 否――最早皆無と言っても過言ではない。 アサシンの持つスキル、気配遮断。 知識として理解してはいたが、いざ体験するとここまでのモノかと驚いてしまう。 「別に、アンタがどうアタシを値踏みしようと勝手だけどさ……弱音を吐かれるのは鬱陶しい」 じっとりとした視線。 その眼差しに、比喩ではなく本当の意味で冷や汗が一筋零れ落ちる。 如何に幼い少女の姿をしていても英霊は英霊。 この舞台に呼ばれるに足る逸話と力を保持しているのだ。 その気になれば、華奢な僕の身体など位置を数える間に千は殺しきるだろう。 自分自身の力量を卑下するわけではないが、彼我の差は絶対だった。 「別に、ちょっと不安になっただけさ。君の力を疑っているワケじゃない。 ――勝つのは僕たちで、願いを叶えるのもまた、僕たちさ」 先程溢した不安は確かに、混じりけの無い純粋な気持ちである。 だがしかし、これもまた純粋な本音だった。 正直、滅茶苦茶驚いた。 その数分後により驚く事になるのだが、それはさておき、兎に角驚いた。 戦争の前に、自軍の戦力を確認しない愚かな将などいる筈は無い。 サーヴァントを召喚し、少女がアサシンのクラスを名乗ると同時。 マスターに与えられた特権の一つである、ステータス確認を用いたところ、僕の視界に飛び込んできたのは最低Bランクに平均Aランクというアサシンでは到底考えられないような数値である。 スキルによる底上げや、逆にスキルによるマイナス補正などランクの調整は確かに存在するらしいが、そんな小細工は一つもない純粋な彼女の実力がそこには示されていた。 加えて、アサシンとしての固有スキルを失っているなどという事も無く。 言ってしまえば、三騎士クラスのサーヴァントにアサシンのスキルを付けるというバランスも糞もないステータスになっていたのである。 そして、彼女を彼女足らしめる切り札である宝具。 Aランクという文句なしの宝具に優秀なステータス、ほぼ確実に有利を取れるスキル。 苦手な性格且つ頭が悪いのが難点だが、それを補って余りある程の勝率を見出していた。 ――とは言え、その頭の悪さが勝敗を左右する結果になりかねないのは肝に銘じておかなくてはならないだろうが。 「……赤は止まれ、で青は進め。じゃあ……アレはなんなのさ」 心配していない、の一言で機嫌を直した彼女の興味はまたしても信号機に移っていた。 赤と青、この二つの意味を漸く理解したらしい彼女は、新たに現れた黄色の存在にご執心らしい。 「決まってるだろう? 黄色は……アレ? えと、黄色は……」 はて、どうやらど忘れしてしまったらしい。 脳内をフル回転させて記憶を手繰る。 一般常識では、あるのだが……深夜に出歩く性質でもない僕に黄色信号と触れる機会はとんと無かった。 止まれと、進めの間……わからない。 赤と青の中間というのなら、ゆっくり進めにも思えるが、これはきっと違うだろう。 なら急いで渡れ、かとも思ったがどうにもしっくり来ない。 何にせよ、彼女に真偽を確かめる術など無いのだし多少自信が無くともこれ以上機嫌を悪くされる前に答えておくべきだろう。 思考と同時、ぞわり、と全身に悪寒が走る。 またご機嫌斜めか……。 そう考え、数秒の間内に向いていた意識を外に向ける。 その刹那。 張り詰めていた意識の一瞬の空白。 ひうん、ひうん、ひうん、ひうん、と。 泣き叫ぶような、空気を裂く音が僕の耳に届いて――ナニカが落下する感覚と共に、気付けば僕の瞳は自分の胴体を見上げていた。 考えるまでもなく、理解する。 僕の意図はここで切れ――僕の聖杯戦争は終わりを告げたのだと。 段々と霞んでいく視界に映るのは、闇に紛れて霞みそうな、黄色。 ふと、頭を過ぎる。 ああ――黄色は、注意しろ――だったっけ。 +++ 「ざっとこんなもんですかねー」 自分の呼び出したサーヴァントが、自分と同じマスターと呼ばれる存在を殺すのを、少女――御坂御琴は一時も目を離さず見つめていた。 既に一定の信頼を気付いていたのだろうか楽しげに会話し、揉め、また笑顔を浮かべていた彼ら。 どう見ても小学生にしか見えず、見る場所によっては微笑ましくすら思う組み合わせではあったが……それでも、美琴のサーヴァントは幼い相手に対する情けや容赦など一切含まず、彼らを血に沈めた。 圧倒的、そう評するしか無いだろう。 如何に幼く見えたとは言え、彼らも立派な参加者であり、少なくとも美琴の目には周囲に対する警戒を解いたようには見えなかった。 美琴のサーヴァント――アサシンは、確かに不意打ちや闇討ちに長けたサーヴァントではあるが、それにしても凄いとしか表現の仕様がない。 アサシンの宝具である、不可視に近い糸。 一体どのような原理なのか、その糸を繰ると、此方が一方的に視認出来るだけの距離に居ながらにしてマスターと思わしき少年の首に糸が巻き付く。 それでも、気付かれれば即座に外されて終わりだろうと思うが、そのような仕組みか少年がその気配に気付く様子はない。 ――こうなってしまえば、結末は一瞬だ。 僅かでも動揺を誘う為だろうか、小柄な体躯で堂々彼らの前に姿を現すアサシン。 相手が何らかの反応示すその刹那。 まるで学芸会の指揮者のように、アサシンは指先をくいっと振り上げ、ついっと斜めに振り下ろす。 それで、終わり。 名も知らぬマスターと、名も知らぬサーヴァントの姿はずたずたに――ジグザグに、切り裂かれて、その命を終える。 「怖気ついちゃいましたか?」 たった今、二つの命を奪ったなど微塵も感じさせない口調でアサシンが美琴に問い掛ける。 その瞳は探るようで、返答を間違えば即座に命を落としかねない危うさを孕んでいる。 「そう、ね……ショックなんてありません、全然平気です。なんて言ったら嘘になると思う。 ……でも、この位で……たった二人死んだ――ううん、殺したくらいで、折れるつもりは無いわ」 「ふう、ん。それなら全然問題ないですけどねー。……取り合えず、暫くは予定通り剣玉必殺。獲物が網に掛かるまで姫ちゃんは姿を隠しとくですから。マスターは、予定通りに無防備な姿をアピールしてて欲しいですよ。――その方が、手っ取り早いですし」 アサシンは、美琴の身体が微かに震えているのを見逃さない。 だがそれでも、その言葉に宿る意志の強さを見て図ったのか、それ以上追求する事は無く一方的な要求を告げるとこれ以上話す事は無いとばかりに霊体化して姿を消す。 姿を消しただけで、居なくなったワケではないが、其れでもあの威圧感から開放されたと言うだけで思わず安堵の吐息が零れ落ちてしまう。 「ごめんなさい、なんて一方的で意味無いなのはわかってるけど。……でも、それでも、ごめんなさい」 彼らも覚悟してこの聖杯戦争に臨んでいる。 放っておいても、誰かに殺し殺されるだけの存在――そう理解してはいても、胸中のん美外感情は消えることなく美琴の心を蝕む。 殺人も、それに加担するのも同罪だと美琴は思う。 彼らに直接手を下したのが自分ではないとは言え、その命を下したのは間違いなく彼女だ。 それ故に、この場において初めて感じる――そしてこれから幾度も味わう事になるであろう罪の意識に押し潰されそうになりながら、それでも前を見据えて懺悔の言葉を紡ぐ。 ただの自己満足であるとは思っても、其れでも彼らが安らかに眠れるように、と。 後悔がないと言えば嘘になる。 だが、あの少年に叶えたい願いがあったように、美琴にも叶えたい願いがある。 その願いを叶える為なら、例えどれ程自らの手が血に濡れようと構わない。 元より、これからの幸せを願うには重すぎる罪を背負っているのだから。 たった今殺した彼と彼女だけで収まる話ではない。 既にこの身体は、一万人以上の罪に濡れているのだ。 今更罪を重ねようと、最早自らが幸せになる道は閉ざされている。 「もう、これしか方法が無いの……他の奴等に願いがあろうとなんだろうと――そんな幻想、ブチ殺してやるうじゃないの」 それならば、自分に残されたのはせめて遺された罪を清算することだけだと。 恐らく、もう二度と会えないであろう誰かを思いながら、狩人はただ得物を待つ。 自らの所為で犠牲になった妹達の全てを救い、その全てが幸せになれる世界――彼女達が誰かに利用される事無い世界を、夢見て。 +++ アサシン――紫木一姫は、危うく、不安定なマスター召喚されたときの事を思い出す。 細かい会話など覚えていない、元より興味の無い事柄だ。 色々と応用の利く能力を持っているらしいが、魔術師というわけではないらしく魔力供給も碌に行えない少女。 暗く、澱んだ瞳をした少女が口に出したたった一つの願い。 (もう元には戻れない――だから、せめて残った罪を精算したい、ですか) 曰く、自分自身の不用意な行為で産み出された命を救いたい、と。 自らの身体が罪に溺れ、沈むのを待つのみと知って尚、足掻きたいと。 その身に更なる罪を重ねても願いへ到達出来る保証は無く、仮に願いを叶えてもその場所に自らの居場所はない。 地獄へ落ちるだけの一方通行、それでも構わないと。 その姿に、その言葉に、きっと僅かながら彼女自身の姿を重ねてしまったのだろう。 そうでなくては今頃、自分はマスターを探してさまよう事になっていた筈である。 無論、一姫には自分を犠牲にして他の誰かを救うなんて愚かな考えは存在しない。 彼女の願いはたった一つ――この身に纏わり付く罪の清算、だ。 たった一つ、歯車が噛み合わなかっただけのだと彼女は思う。 小さくて、とても大きな歯車。 世界中には、幸せそうに暮らしている同年代の少女がそれこそ星の数ほど存在している。 自分のように、最早取り返しの付かない罪と、欠陥を抱えているワケでもない。 幸せを幸せと認識できないようなぬるま湯に浸かった存在が、山程。 ――其れが、羨ましかった。 紫木一姫は、ただそうであるように人を殺す。 今は友人でも、いつその境界線が無くなるのかも曖昧で。 敵は殺す、味方も殺す、そして自分を殺す。 こんな有り様で人並みの幸せなど、どうして願えよう。 いつ血に濡れるかわからないその手で、何を掴めよう。 ――其れが、堪らなく嫌だった。 どうして、自分だけ幸せになれないのだろう。 どうして、自分には恋する人と幸せになる権利が無いのだろう。 そんなのは、間違っている――間違っていて欲しい。 だから、願う。 こんな自分との決別と――平穏な日常への仲間入りを。 +++ 【クラス】 アサシン 【真名】 紫木一姫 【属性】 混沌・悪 【ステータス】 筋力:D(C) 耐久:D(C) 敏捷:B(A) 魔力:D(C) 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ能力。活発な行動をしていなければ気配を感じ取られることはない。 【保有スキル】 戯言遣いの弟子:A 戯言遣いを師匠と仰ぎ、彼すら騙しうる嘘吐きであることの証明。 あらゆる嘘を見抜き、彼女の吐く嘘を見抜くのは至難の業。 少なくとも同ランク以上のスキルでなくては不可能である。 精神汚染:E 生前の言語能力の生涯及び自分はもう戻れないという思い込みの副産物。 会話による意思疎通は困難であり、精神干渉系のスキルをある程度無効化する。 曲弦師:A 曲弦師としての極地。 対象に気取られる事なく曲弦糸を自由自在に操る事ができる。 人格形成:A 対象を観察する事が相手が望む性格を自由自在に形成する事ができる。 【宝具】 『曲弦糸(ジグザグ)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:100~200 彼女自身の代名詞ともいえる宝具。重力、反発力、摩擦、遠心力、はたまた滑車の定理など、この世に満ち溢れる様々な力を駆使して糸を操る。彼女自身が糸であると認識したものなら構わず使用可能であり、生前は必要としていた滑車や手袋等も、この宝具が自由自在に糸を操ったという概念に昇華されていることから必要としていない。縦横無尽に糸を這わせ相手をズタズタに引き裂く、山一つ覆うほど範囲を広げ糸の結界内に侵入した対象の人数や会話内容の把握等汎用性に優れる。また、自身の持つ曲弦師としてのスキルやアサシンの気配遮断等も合わせこの糸を感知するのは困難となっている。 『危険信号(シグナルイエロー)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1 彼女自身が対象を敵であると認識してしまった場合、その存在を見過ごす事ができず、同盟協力等一切不可能になり攻撃を仕掛けてしまうようになる。生前の逸話が宝具となったもので、呪いのようなものであり、正攻法だまし討ち人質等々あらゆる手段を用いて対象を排除する。その呪いの代償としてこの宝具が発動している間のみ幸運以外のあらゆるステータスがワンランクアップする。 【weapon】 『糸』 なんの変哲もない糸だが、曲弦師が使用する事で兵器となりうる。 【人物背景】 出展は「戯言シリーズ」 可愛いので皆『クビツリハイスクール』と『ヒトクイマジカル』を見よう。 【サーヴァントとしての願い】 間違えた一歩目をなかったことにした上で、戯言遣いや哀川潤、遊馬達との出会いをやり直し、殺人をしたこともなく今後することのない普通の女子学生としての生を送り直す。 【基本戦術、方針、運用法】 曲弦糸を用い糸の結界を張り、網に掛かった得物の会話を吟味し、刈り取る。 【マスター】 御坂美琴@とある科学の超電磁砲 【参加方法】 都市伝説として流れていた聖杯戦争の噂に縋り、箱舟のデータにハッキング。 【マスターとしての願い】 絶対能力者進化実験の完全消去及び死亡した妹達の蘇生、寿命長期化。 【weapon】 なし。 【能力・技能】 学園都市第三位の発電能力者。 基本となる攻撃は速度と連射性に優れた直接電気を放出する電撃。作中ではよく高圧電流の槍を投げつける「雷撃の槍」を使用しており、最大電圧は10億ボルト。落雷を発生させることも可能。 磁力を操作することで、周囲の鉄を含む金属を意のままに動せる。これにより盾のように組み固めて相手の攻撃を防御したり、建材や瓦礫を集めて足場を作成したり、鉄筋や鉄骨などを使用した構造物の壁を自由に歩いたりなど幅広い応用が利く。さらに、地中の砂鉄を操って、表面を振動させて物体を切断し形状や長さが変化する「砂鉄の剣」や、津波のように地表を呑み込ませたり、竜巻のように突き上げるといった攻撃も可能。 直接的に電気信号や電子を操作することで、電子機械に対する高度なハッキング(クラッキング)を可能としている。また、磁力線が目視できるなど電磁気関連においては高い知覚能力も有し、AIM拡散力場として常に周囲に放出している微弱な電磁波からの反射波を感知することで周囲の空間を把握するなど、レーダーのような機能も有している。 【人物背景】 とある科学の超電磁砲既刊1~9迄。 面白いので是非読んで把握しよう。 【方針】 どんな手段を用いても聖杯を手に入れる。 基本は、曲弦糸による情報収集からアサシンの気配遮断を用いた不意打ちだが、難しそうなら同盟からの裏切り等も選択肢に含む。
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/670.html
【クラス】 アサシン 【外見】 例の仮面を被った黒ずくめの長身の男。二挺拳銃を持つ。 +霊基再臨LV1 増える。時々ペスト医師とかが混じっている。 +霊基再臨LV3 私もアサッシン あなたもアサッシン 笑う声までおんなじね ワッハッハッハ おんなじね +最終再臨?▼ ░░░░░░░░░░░░░░░▓▓███████▓▒░░░░░░░░░░░░░░░ ░░░░░░░░░░░▓██████▓▓▓▓▓██████▓░░░░░░░░░░░ ░░░░░░░░░████▒░░░░░░░░░░░░░▓████░░░░░░░░░ ░░░░░░░███▓░░░░░░░░░░░░░░░░░░░▓██▒░░░░░░░ ░░░░░░██▓░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░██▓░░░░░░ ░░░░▒██░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░██░░░░░ ░░░░██░░░▒▒▒░░░░░░░░░░░░░░░▒▓███▓░░█▓░░░░ ░░░██░░▓▓▓▓▓▓▓▒░░░░░░░░░░▒▓███████▓░█▒░░░ ░░██░▒███████▓▒▒░░░░░░░░▒██████████▓▓█░░░ ░░█░▒██████████▓░░░░░░░▒██████▓▒▒▓██░██░░ ░██░██░░░░░▓▓▓███▒░░░░░█████░░░░░░░██░█░░ ░█░██░░░░░░░░▓▓██▓░░░░░░██▒░░░░░░░░░▓░██░ ▒█░▓░░░░░░░░░░▓██░░░░░░█▓░░░░░░░░░░░░░▓█░ ▓█░░░░░░░░░░░░░░██░░░░█▓░░░░░▒▒▒░░░░▒░░█░ █▓░░░░░░░▓███▓▓░░▒█░░░█░░░▒██▓▓▓█░░░░▓░█░ █▒▒░░░░░█▓░▒▒▒▓█▓░▒▒░░▓░░█▓▓▓██▓▓█░░░▓░█▒ █░▒▒░░░█▓▓████▓░█▒░▒░░▓░█▓███████▓▓░░█░█▓ █░░▓░░▒█████████▓█░▒░░▒░█▓███████▒███░░█▓ █░░█▒▓█▓█████▓▓▓█░░▒░░▒░░█▓▒▒▒░░░▒███░░▓█ █░░▒███▓▓▓▓▓▓▓▒░░░░▒░░▒░░░░▓▓▓▓▓▓▒░▒██░░█ █▒░▓▓░░░░░░░░░░░░░░▒░░▒▒░░░░░░░░░░░░░█▓░█ █▓░▒░░░░░░░░░░░░░░░▒░░░▒░░░░░░░░░░░░░░▓░█ █▓░░░░░░░░░░░░░░░░░▒░░░▒░░░░░░░░░░░░░░▒░█ ▓█░░░░░░░░░░░░░░▒░░░░░░░░░█░░░░░░░░░░░░░█ ▓█░░░░░░░░░░░░░█░░░░░░░░░░▒█░░░░░░░░░░░░█ ▓█░░░░░░░░░░░░█▓░░░░░░░░░░░██░░░░░░░░░▓░█ ▓█░░░░░░░░░░▓██▒░▓░░░░░░░█░▓▓██░░░░░░░█░█ ▒█░▒░░░░░░▓██░░█░██▓░░░░███▓░░██▓░░░░█▓░█ ░█░░█░░░▓██▓░░░▒▓▒███▓▓██░▒░░░░░██▓▓█▓░░█ ░█░░░█████░░░░░░░░███████░░░░░░░░████░▓░█ ░█▒░░░▓███▒░░░░░░████▒▓███▒░░░░░▓███░░▓░█ ░█▓░░░▓▒███▒░▒▓█████▒░░█████████████░▒▓██ ░██░░░░▓░██████████▒░░░░█████████▒█░░▓█▓█ ░▓█░░░░░▓░██████████████████████▒▓█░░█░▒█ ░▒█░░░░░▓▓░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░▒█░░██░█▓ ░░█░░░░░░██░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░▓█▒░▒█░░█▓ ░░█▓░▒░░░░█████████▓▓▓▓▓██████▓▓█░░█▒░░█░ ░░▓█░▒▓░░░▒█░░▒▒▓▓▓██████▒░░░░░█░░█▓░░▒█░ ░░░█░░▓█░░░▓▓░░░░░░░▓███▒░░░░░▓▓░▒█░░░██░ ░░░██░░██░░░█▒░░░░░░░███░░░░░░█░░█░░░░█▒░ ░░░░█▓░░██░░░█▒░░░░░▓███▒░░░░█▒░█▒░░░██░░ ░░░░▒█▒░░██░░░█░░░░░████▓░░░▒▓░▓▓░░░▓█░░░ ░░░░░▓█▓░░▓▓░░░█░░░░█████░░░░░░▓░░░▓█▒░░░ ░░░░░░▓██░░▒░░░░▓░░░▓███▓░░░░░▓░░░▓█▓░░░░ ░░░░░░░░██▒░░░░░░░░░▒███▓░░░░▒░░░██▓░░░░░ ░░░░░░░░░███░░░░░░░░░███▒░░░░░░░██▒░░░░░░ ░░░░░░░░░░▒██▓░░░░░░░███░░░░░░▓██░░░░░░░░ ░░░░░░░░░░░░▓██▓░░░░░▓██░░░░░██▓░░░░░░░░░ ░░░░░░░░░░░░░░███▒░░░░█▒░░▒███░░░░░░░░░░░ ░░░░░░░░░░░░░░░░████▓▓█▓████░░░░░░░░░░░░░ 【真名?】 +第二節 Firestarterクリアで開放 ガイ・フォークス (実のところ、彼は「名無し(アノニマス)」であり、ガイ・フォークスとは仮名に過ぎない) 【性別】 男 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力:D 耐久:C 敏捷:B 魔力:C+ 幸運:D 宝具:B 【クラス別スキル】 気配遮断:B+ サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。攻撃体勢に入ったまま、長時間の潜伏が可能。 【固有スキル】 単独行動:EX(C) マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。宝具によりEXまで上昇しており、マスターがいなくてもなんの制限も受けない。 反骨の相:EX 反体制の象徴。あらゆる権威を否定し嘲笑う諧謔の徒。何者にも従わず、己の欲することを行う道化。 カリスマや皇帝特権等、権力関係のスキルを無効化する。令呪についても具体的な命令であれ決定的な強制力になりえない。 破壊工作:C+ 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力を削ぎ落とすスキル。敵兵力に対する直接的な攻撃ではなく、相手の進軍を遅延させたり、偵察や諜報を混乱させる技術。 高度なハッキング・クラッキング技術を持ち、IT機器や監視カメラを乗っ取っての情報収集が可能。フェイクニュースで敵を混乱させるのも大得意。 【宝具】 +第二節 Firestarterクリアで開放 『爆殺火薬陰謀劇の夜(ナイト・オブ・ガンパウダー・プロット)』 ランク:B 種別:対人宝具 種類:Buster 【マテリアル】 +キャラクター詳細 「踊る阿呆に」「観る阿呆」「同じ阿呆なら」「踊らにゃ損損!」 「エジャナイザ!」「エナジャイザ!」「ヨイヨイヨイヨイ!」 +絆LV1で開放 身長:182.8cm(6フィート、可変) 体重:81.6kg(180ポンド、可変) 時代:17世紀初め 地域:イングランド 属性:混沌・中庸 性別:男 17世紀初め、イングランドとスコットランドの王であるジェームズ1世を暗殺しようとした「火薬陰謀事件」の実行犯の一人。グイド・フォークスとも。 暗殺は失敗して処刑されたが、後世には彼を象った仮面が反体制の象徴として用いられるようになった。 +絆LV2で開放 1570年ヨーク生まれ。イングランド国教会で洗礼を受けるが、父の死と母の再婚後、継父の影響でカトリックに改宗。成人すると大陸に渡ってスペイン軍に参加した。 背が高く体格もよく、赤毛の髪で八の字の口髭と濃い顎髭をたくわえ、陽気で誠実で知的であり、軍事にも精通した人物であったと友人からは絶賛されている。 1603年にエリザベス1世が崩御してプロテスタントのスコットランド王ジェームズがイングランド王位につくと、ロバート・ケイツビーらと共に国王暗殺を企て、 ウェストミンスター宮殿内の議事堂の地下に大量の爆薬を仕掛けて、国王や政府要人を一挙に爆殺しようとした。だが1605年11月5日、仲間の密告で発覚し、逮捕される。 激しい拷問の末に共犯者の名と計画を明かし、1606年1月27日に裁判を受け、31日に処刑された。彼は絞首刑の時点で即死したが、死体は四つ裂きにされ晒し者となった。享年35歳。 ロンドン市民は国王が無事だったことを寿ぐため、彼が逮捕された毎年11月5日を「ガイ・フォークス・ナイト(ボンファイア・ナイト)」とし、篝火を焚いて祝うようになった。 後には花火を打ち上げたり、ガイ・フォークスを象った人形を焼いたりするようにもなり、18世紀末には彼の仮面をつけた子供たちが夜中に金をせびって歩くという風習もできた。 19世紀の大衆小説ではアクション・ヒーローともなり、アメリカではその名の「ガイ」が「男」を意味する語ともなった。 さらに1982年から始まった漫画『Vフォー・ヴェンデッタ』、2005年のその映画では、口髭と尖ったあごひげで様式化されたガイ・フォークス・マスクが「反体制」の象徴となった。 それ以来、このマスクは「抵抗と匿名の国際的シンボル」として、政治家、銀行、金融機関に抗議する集団によって使われるようになった。 このサーヴァントは、そうした「ガイ・フォークス」にかける無数の人々の想念が凝結した存在であり、正確には彼本人ではない。 +絆LV3で開放 『爆殺火薬陰謀劇の夜(ナイト・オブ・ガンパウダー・プロット)』 ランク:B 種別:対人-対軍宝具 レンジ:1-99 最大捕捉:1-500 魔力で生成される大量の黒色火薬。アサシン(アノニマス)の掌や指先から任意の量を射出する。罠として仕込んでおいて、任意のタイミングで爆発させる。自爆も可能。 アノニマス1体につき、最大で2.5t、36樽ぶんの火薬を出せる。一度に出して爆発させ、ビルや城塞、地盤を崩落させることも可能。火薬を出し切ると「火種」は消えてしまう。 黒色火薬の威力は、おおむねTNT火薬の0.55倍程度とされるので、TNT換算で1.375tとすると約6GJ、雷(1.5GJ)の4倍の威力。人間を殺すには充分。 アノニマスが増えるほどに総火薬量は増える。 +絆LV4で開放 【宝具】 『無頭無貌仮面劇の夜(ナイト・オブ・アノニマス)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:視認 最大捕捉:? アサシンそのものである宝具。後世に反体制の象徴化された『ガイ・フォークスの仮面』という図像情報。 映像や画像にサブリミナル・ノイズとして仕込むなどして、これを認識した「波長が合う人間」に取り憑かせ、「火種」とする。英霊やマスター、視力のない者、動物には無効。 波長が合うのは、自分や社会の現状に不満があり、それを変革する必要と、それが出来ない自分の無力さを感じている者に限られる。 恐怖や絶望で自我が弱まっている者にも波長が合い易い。 この宝具を情報として認識した「火種」は、アサシンが宝具を発動すると自我が消失し、アサシンのアバター『アノニマス(名無し)』と化す。 戦闘能力はアサシンと同等で、両手に拳銃を持ち、命知らずに戦う。アバターがやられてもアサシン本体にダメージはなく、別の「火種」に乗り移って復活できる。 「火種」が増えれば増えるほど、アサシンの魔力は増し、操りやすくなる。何千、何万でも同時に操れる。 「火種」同士の記憶情報共有は出来ないが、アノニマスは全ての記憶を共有出来る。 宝具を解除すれば、アノニマスは人間に戻る。アノニマスだった時の記憶は失われるが、疲労と高揚感は覚えているであろう。そして「火種」は残る。 +絆LV5で開放 4ch発祥の「名無しさん」。京都聖杯ではシオニー・レジスの鯖。スキルとかはFGO用に調整し、なんとか倒せるようにした。 のちにゲゲゲの鬼太郎6期で出てくるとは思わなかった。くびれ鬼回ではこっちのネタを読まれているのではと訝しんだが、気にせず投下した。 +???クリアで開放 ? 【絆礼装】 +絆LV10で開放 ?
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/53.html
千羽烏月&アサシン ◆zzpohGTsas 1 「一つ聞かせてくれないか」 弓の弦の如くに張りつめた、何の混じり気もない清浄な空気が満ちる道場の中で、くすんだ水色の着流しを身に付けた男が言った。 「お前が刀を振ってきたのは何のためだと思う」 水色の着流しの向かいにいる男が、ややあって答えた。 ―――――――――――――――――――――――― 2 此処最近の少女の行動は、常に決まっていた。 某都高校の剣道部の部活を終えた後、脇目もふらず、急いで実家の剣道場へと足を運ぶ。 市内の学校に通う、歴史ある剣の道場の一人娘。それが彼女――千羽烏月に命じられた、偽りの役割であった。 普段の彼女なら、得体も知れない存在からこなせと言われた役割を、素直にこなす事はまずありえない。命じた存在を打ちのめす事も、するだろう。 それをしないのは、この世界はそもそも元居た世界とは根本的に異なる別世界であり、この世界に於いて烏月は役割を演じる以外に道がない事。 そして、この世界には、彼女が討つべき存在である鬼や妖物の類が存在しない事。以上の2つがある。 特に2つ目は大きかった。烏月は古の昔から、人に仇名す鬼を討つ鬼切部千羽党の一員であった。 討つべき鬼がいない世界。それは、鬼切部の者達にとっては理想の世界の1つなのではあろうが、実際叶ってみると退屈なものであった。張り合いがないのだ。 今の彼女は、その瞬間(とき)が来るまで、惰性で学校に通い続ける機械のようなものだった。 それまで会話していた人間がNPCだと解ると、烏月の対応も機械的で冷たいもの。もとより玲瓏なイメージの強い美人であった烏月は、より鋭く、より冷たくなっていた。 そんな烏月が、日に1時間程だけ、生身の人間らしさを取り戻す時間があった。 その時間が訪れるようになったのは、鬼のいない世界と言う違和感から記憶を取戻した瞬間から、つまり、聖杯戦争への参戦権を得た瞬間からであった。 自らのサーヴァントと語らう時間。それはこの閉じた世界に於いて、烏月の鬱屈とした心を癒す唯一のひと時であった。 二重の意味で、その時間は楽しみであるのだ。 ツカツカと小道を早歩きで行く内に、烏月の実家が近づいてきた。 純和風の広大な庭園と邸宅を保有する、市内の名家。烏月は文武両道のお嬢様として通っていた。 玄関に上がり、厳格な父と母に挨拶する事も忘れ、烏月は道場へと直帰。 「すぐに着替える」 虚空に向かって烏月が言う。 『凛』、と言う言葉がこれ以上となく相応しい美人である。黒一色のセーラー服に、同じく黒いストッキングを着用した、眉目秀麗な濡羽色をした長髪の女性。 黒と言う色がこれ以上となく調和した女性だ。まるで夜がそのまま美女の形を取って現れたかのような印象を見る者は受けるだろう。 「わかった」 何もない空間から、男の声が聞こえて来た。烏月が道場への正扉を開ける。 道場の玄関口に上がった烏月が、靴を脱ぎ、急いで女子の着替え室に走る。 数分程が経過した後、烏月が道場へと現れた。黒の似合う女性が、白い道着に着替えていた。 黒が似合う女性は、白を纏っても様になっている。しかも道着と言う、人を綺麗に見せる為の服装でなくても、美人さは色褪せていない。 美人は何を着ても似合うと言う世の不平等/真理が、この道場の中で体現されていた。 烏月が道場に現れた瞬間、道場の中央に、フッと1人の人影が現れた。 奇妙な男であった。灰色の上着と青色の袴。古めかしい服装の男であったが、体格も良く背丈も恵まれている為、違和感や不様さはない。 だが、前時代的な服装よりも目を引くのが、黄色いひよこの頭を模した被り物を被っている、と言う事であった。 遊園地のスーツアクターのバイトかと最初は思うだろうが、違う。纏う空気が違っている。 そのひよこ頭の男が纏う空気は、常人のそれとは訳が違った。この男だけ、別の世界を背負っているような感覚。 纏っているそれは、ピリピリとした剣呑な何か。それは殺意とも敵意とも、鬼気とも形容される代物であった。 「これを」 言って烏月が、ひよこの頭の男――アサシンのクラスとして参上した自らのサーヴァント、テューン・フェルベルに竹刀を手渡す。 無言でそれを受けとり、テューンはそれを正眼に構えた。数m下がった後、烏月も構えた。足を肩幅程度に開き、竹刀を担ぐようにして構える。 他流派はこれを蜻蛉の構えと言うらしいが、烏月が学ぶ千羽妙見流においては、この構えを『破軍』と呼ぶ。 剣道の試合にしては、開始までの距離が遠すぎるかと思われるが、これは剣道の試合などではない。烏月もテューンも、試合などとは欠片も思っていない。 竹刀を使う以上、殺す事は絶対厳禁なのだが、その実、試合の最中は殺すつもりで打ちこまねばならない。 何よりも、使う攻撃手段は竹刀に限らなくても良い、体術も使って良い。敗北条件は、負けを認めるか、竹刀を手落した時のみ。 これはそう言う練習なのだ。 数分程、無言の睨み合いの時間が続いた。 道場の中は、息苦しくなる程空気が張り詰めていた。呼吸するのも苦しい程である、富士の山の頂にいるかのようである。 同時に空気は、とてつもなく重かった。気化した鉛でも大気の中に交じっているのではと錯覚する程だ。 道場の中には、物音1つない、烏月とテューン以外には生き物の気配はまるでない。此処だけが、現世と隔絶された1つの異界のような空間であった。 テューンの方は、ひよこの被り物を被っているという都合上当然だが、表情を窺い知る事は出来ない。 しかし、被り物の上からでも、この男が緊張の面持ちをしていない事は解るだろう。余りにも構えが堂々としていた。 一方烏月の方も、真顔を保ちながらテューンの顔を見つめている。一見すれば完璧な構え、完璧な精神状況と思うだろう。 だが違う。彼女の心は、少しだけ動揺していた。その証拠に、額から冷たい汗が一筋、ツツと流れている。 それだけ、目の前のテューンが、驚異的な気魄を持っているのだ。彼は、鬼を斬った経験はなく、人と獣しか斬った事がないと言う。 しかし果たして、何人もの人を斬ればそれだけの覇気を醸し出せるのか。鬼切部としていくつもの鬼を斬り捨てて来た烏月が気圧され、呑まれる程の空気。 テューンは剣鬼だった。 ――破軍の構えは失敗だったか……―― 今更になって烏月は、千羽妙見流に伝わるこの必殺の構えを取った事を後悔していた。 この構えの弱点は、薩長示現流における蜻蛉の構えと概ね同じ。この構えは防御と言う考えを捨てている。初太刀で相手を斬り捨てる、極端な攻撃重視の構えなのだ。 必殺に相応しい力と太刀筋を持つのは事実だが、最初の一太刀を避けられたり防御されたりすると、素人目にも明白な隙が出来る。諸刃の剣だ。 破軍はもとより、鬼に対する構えだ。ある程度腕の立つ人間に対してはまた別の構えが伝わっているのだが、今まで鬼とばかり戦って来たと言う戦歴と、 人間相手に戦った事がないと言う実戦経験の未熟さが重なり、烏月の肉体はついつい、彼女に破軍の構えを取らせてしまった。 しかし、今更構えを変える訳にはいかない。況してや破軍の状態からでは、構え直しに時間が掛かる。その隙を狙われると考えるのは、当たり前の事。 結局、烏月に残された勝利を拾う手段は、攻撃しかないのである。だが、石像の如くその場から動く事のないテューンが、易々と隙を見せる筈が―― テューンが竹刀を、中段から下段へと変え始めた。 その瞬間を見た時、烏月はバネ仕掛けの人形のように跳躍、彼我の距離六~七m程を1度の跳躍で詰め、テューンに対して大上段から斬りかかる。 ――彼はそれを読んでいた。烏月が竹刀を振り下ろす前に、下段の構えに移行していた彼は、電光のような速度で竹刀を振り上げ、 その時の勢いに身を任せるように、後方へと跳躍。烏月の振り下ろしは、空を斬る。テューンの斬り上げは、烏月の道着を掠っていた。 烏月は竹刀を振り下ろす際、急激に嫌な予感を感じ取り、身体を少し反らしていた。恐らくそうしていなければ、竹刀が直撃していたろう。 テューンの持っている得物が真剣であったら、その時点で勝負は決していた。 テューンが先程立っていた地点より七m程後方に着地する。 竹刀を振り下ろし切った烏月は、急いで中段へと構え直そうとする。これだけの距離を跳躍したのである、構え直すのならば、今だ。 ――テューンの身体が、朧げになった様に烏月には見えた。が、0コンマ2秒程経過した次の瞬間、テューンの姿が明瞭となる。 簡単だ、彼は烏月の間合い1m半にまで近づいていた!! 疾風のような身のこなしで、この男は間合いを一瞬で詰めて来たのだ!! 「ッ!?」 驚きと焦燥の混じった顔で、テューンのひよこ頭を見る烏月。あの時下段に構え直したのは誘いだった事に、今更ながら気付いてしまった。 驚愕の理由はいろいろだ。あれだけの距離を自分に気取られず詰めて来る速度、板張りの床に音一つ立たせない見事な体裁き。 だが驚愕の一番の理由は何と言っても、この男が竹刀の間合いにいると言う事実1点。互いに攻撃を繰り出せば、その全てがクリーンヒットする距離にいるのだ。 烏月が右肩で以て、テューンの胸部目掛けて体当たりを行おうと試みようとする。 しかし、烏月が行動に移るよりも速く、テューンは竹刀を振り上げ、彼女の竹刀を打ち据える。 パシイイィィンッ!! 気持ちが良くなる位耳に心地よい、乾いた竹の音が道場に響き渡った。 遅れて、ゴトンッ、と言う野暮な音が響いた。烏月の数m後方の板張りの床に、竹刀が落ちていた。 彼女の両の腕に、ムカデでも這っているような鈍い痺れが走っている。彼女の手に、竹刀は握られていなかった。 「……強いな」 烏月が観念したように口を開いた。遠回しの、敗北宣言だ。 「そうだな」 謙遜するでもなく、テューンが返した。自信満面の言葉であるが、それに実力が伴っているのだから文句のつけようがない。 烏月に言われるでもなく、先程まで握っていた竹刀入れを、それをしまっている籠の中にテューンが入れに行く。その様子をただ眺める烏月。 アサシンのサーヴァントとしてテューンが烏月の前に現れたのは、3日前の事だった。 鬼のいない世界に対する違和感から記憶を取戻した自らの前に現れたのは、ひよこの被り物を被ったあの侍。聞けばこの男、生前は剣士であったと言う。 無辜の人間を斬らねばならない聖杯戦争自体に気乗りはしないが、いかんせん戦いの末に手に入る聖杯が聖杯だ。相手に敵意がないとも言い切れない。 戦闘技術の維持と、鬼のいない世界による気の紛らわしの為に、烏月は、呼び出した当日にテューンと軽い剣の試合を申し込んだ。 ――強かった。いや、強すぎると言っても良い。 サーヴァントとして呼び出される程の剛の者であるのだからそれは当然なのかも知れないが、そうと解っていてもなお、テューンの剣の冴えは凄いものがあった。 烏月の剣筋の尽くが読まれ、捌かれ、防がれて。逆にテューンの剣筋は、読めず、捌けず、防げずで。 彼女が追い求めてやまなかった、彼女の兄、千羽明良をも超える剣の腕であろう。 敗北を喫した時、烏月は悔しかった。子供と遊ぶときに使うようなひよこの被り物などを被って、自分を馬鹿にしてるのかとすら考えた。 常人ならへこたれる程の完敗を味わっても、すぐに気を持ち直して立ち上がり、再び試合を申し込む。 これを、学校の部活が終わってから実家の道場で繰り返していた。そしてこの瞬間こそが、千羽烏月と言う少女が人間らしさを取り戻す瞬間なのである。 「どうして其処まで強くなれたんだ」 烏月が訊ねる。鬼切部千羽党の人間として、1人の剣士として、テューンが此処までの剣の腕を得るに至ったのか、興味があったのだ。 「お前は剣の為に全てを捧げられるか」 逆に、テューンの方が問い掛けて来た。 「私は鬼切部だ。鬼を斬ると言う使命の為に、他の全てを擲つ覚悟は出来ている」 「……俺のパパは、世界一の強さを持った剣豪だった」 烏月の確固とした決意を目にした後で、テューンは静かに語り始めた。 「その名を世界に轟かせていたパパに、剣士が決闘を挑むのは当然の事。ある時、パパと全く同じ技量を持った剣士が決闘を挑み、パパは両腕を斬り落とされた。何故だと思う」 「話の流れから言って、剣の為に全てを捧げきれなかったからか」 「そうだ。パパはその時、俺の母親と恋仲になっていた。女に気を取られていた、と言うその差が勝敗を別った。 剣に生きるとはそう言う事だ。お前にそれだけの覚悟はあるのか?」 烏月の方に体を向けて、テューンが言った。きっとあのひよこの被り物の下では、真面目な顔付きを作っているのだろう。 「……ある」 数秒程の逡巡をおいて、烏月は口にする。が、テューンの反応は冷淡な物だった。 「口ではどうとでも言える。だが、お前の剣筋は嘘をついている」 「何……?」 「剣士としての理想の姿とは何か教えてやろう。囚われず、揺るぎなく、力強い。心の持ちようが重要なんだ、剣は」 更にテューンは言葉を続ける。 「お前の腕前なら、心に迷いを抱いていても、格下相手ならば容易く斬り捨てられるだろう。だが、同じ腕前の相手になると、途端にその迷いが枷になる」 「私が迷っているとでも言うのか」 「お前は昔の俺と同じだよ。復讐を果たしたいのか違うのか、自分でも良く解らなくなってるんじゃないのか」 「ッ……」 痛い所を突かれたような顔をして、烏月は道着の脇腹部分をギュッと掴んだ。 「家族を殺されたんじゃないのか」 図星である。 千羽烏月には兄がいた。千羽明良と言う名前のその男は、烏月が尊敬していた程の凄腕の鬼切り役であった。 しかし彼は既にこの世にいない、故人となっている。明良は、鬼を調伏する役目を負った一族でありながら、鬼に憑りつかれた少年をかくまっていた。 その少年に、明良は殺された。明良を殺した鬼が、憎かった。鬼を斬る一族にありながら鬼をかくまっていた家族がいたと言う事に、負い目を感じていた。 烏月は、己の過去にけじめを付け、清算したいのである。そしてその手段は、1つ。明良を殺した鬼である、ケイと言う少年を討つ事。これ以外に、ないのであった。 この思いはテューンから言わせれば、剣の太刀筋を曇らせる要素以外の何物でもないようだ。 そんな事は、烏月にだって理解出来ている。理解したからと言って迷いを消せるようならば、苦労はしない。烏月は菩薩や如来の類ではないのである。 解って居ながら抜け出せない。烏月は未だ、深い深い無明の最中にいるのだった。 「斬りたい相手がいると言うのなら、それでも良い。剣を振るうのに目的は必要だ。だが今のお前の心境で、この聖杯戦争を切り抜ける事も、仇を斬る事も出来ると思うな」 「参考程度に……聞かせて欲しい。昔の自分と同じだとお前は言ったが……お前にも私と同じ、仇に似たような者がいたのだろう。お前はどうやって、乗り切ったんだ?」 「過去を冷静に見つめ直した。俺の仇に類する男は、大層腕の立つ剣士だったからな。世界一の剣士になると言う目標を達成する為、俺はそいつを仇じゃなく、 1人の、超えねばならない相手として認識する事にした。ただ純粋に、剣士として高みを目指すと決めた瞬間、俺から迷いは消えていた」 「尤も、俺とお前とでは境遇が違うだろう。あまり参考にするな」、と即座にテューンは付け加えた。 「……強いな、お前は」 観念した様な口調で、烏月が言葉を口にする。 テューン・フェルベル。その年齢は18歳だと言う。若すぎる、烏月と1歳しか違わない。であるのに、この青年は達観し過ぎている。 一体何を経験し、幾人もの人間を斬ってきたら、その境地にまで辿り着けるのか。同じ剣の道に身を置きながら、烏月にはそれが予想すら出来なかった。 「最後に聞かせて欲しい。お前が刀の道を志した理由とは……何だ?」 烏月が刀を手にした理由は、自分が鬼切部の一族に生まれたからに他ならない。 もしも市井の中の普通の過程に生まれたのであれば、彼女は剣の道など先ず間違いなく志す事はなかったろう。 テューンは、何を契機として刀の道を歩もうとしたのか。それが、彼女には気になってしょうがなかった。 「……刀を愛していた」 数秒程の間をおいてからテューンが口にした。 「俺は刀だけを見て、刀と共に何処まで狂えて、何処まで技を極められるのか。……それが知りたかった」 「……そうか」 純粋に、刀が好きだったから、刀に打ち込めたから、テューンは強くなれたのだ。 烏月はそう解釈した。しかし、テューンの被るひよこの被り物の下で、彼がどんな表情を浮かべているのか、烏月は想像も出来ないであろう。 ファンシーで愛くるしいひよこの被り物のその下で。 テューン・フェルベルは、健常人が目の当りにしたらぞっとする程危険な光を宿した瞳で、うっとりとした微笑みを浮かべているのであった 3 「一つ聞かせてくれないか」 弓の弦の如くに張りつめた、何の混じり気もない清浄な空気が満ちる道場の中で、くすんだ水色の着流しを身に付けた男が言った。 「お前が刀を振ってきたのは何のためだと思う」 水色の着流しの向かいにいる男が、ややあって答えた。 「刀のためです」 道場の張りつめた空気が弛緩していた。 あれだけピンとしていた空気はだらしなく緩み、隔絶された結界の中か何かを思わせるような異界感は、完全に消え失せている。 道場主がいなくなるだけで、此処まで道場の空気は変わるのか。ひよこ侍の真正面で、水色の着流しの侍が、血を流して死んでいた。 「……今ようやく分かった」 菩提樹の木の下で悟りを啓いて見せたシッダールダの如き態度で、ひよこ侍が口にする。 「俺は刀だけを見ていたんだ」 鞘に納めていた刀を引き抜き、その剣身を蠱惑的な瞳で見つめる。 先程斬った、水色の着流しの男の真新しい血臭が、剣身から香っていた。 「俺を突き動かしていたのは、他の何者でもない。……俺はお前を愛していたんだ。やっと、俺とお前だけになれたんだ」 刀は――何人もの人や獣を斬り殺して来た、ひよこ侍の相棒は、黙して語らなかった。 「どうすればお前を俺のものに出来るか、そればかり考えてきた」 「だが俺にはまだ……」、ひよこ侍は言葉を続ける。 「お前がずっと遠くで妖艶なその姿を横たえているように見えるんだ」 その声には深い悲しみが混じっており、その声は何処か震えて、泣き声のような者が混じっていた。 「なあ……。どうすればお前を完全に俺のものにできるんだ……?」 4 主を失った一軒の家。そのはなれに建てられた道場で、2人の男が死んでいた。1人は、その家の主である侍、ユキムラ。 そしてもう1人は、二刀の剣士ジャンルーカとユキムラを斬り殺し、世界最強の剣士となったが、自分が振るって来た最愛の人/刀と共に死ぬ事を選び、 それを自らの腹部に突き差し自害した、緑髪の青年、テューン・フェルベルだった。 道場の中には、死そのもののような静寂が張り詰めていた。 【クラス】 アサシン 【真名】 テューン=フェルベル@ひよこ侍 【ステータス】 筋力D 耐久D 敏捷A 魔力D 幸運D 宝具B 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 【保有スキル】 心眼(真):A 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 逆転の可能性がゼロではないなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 透化:A 精神面への干渉を無効化する精神防御。 暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、武芸者の無想の域としての気配遮断を行うことができる。 アサシンがこの世で最も信頼し、そして愛しているものは、自らが振るう『刀』だけである。 無窮の武練:B ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。 アサシンは一切の迷いを捨てている為、精神的な障害を原因として武術の腕は劣化せず、多少地形条件が悪くとも、武術の劣化は小さく済ませる事が出来る。 もと居た世界に於いて、アサシンは最強の剣士として数時間、世界に君臨していた。 見切り:B 敵の攻撃に対する学習能力。相手が同ランク以上の『宗和の心得』を持たない限り、 同じ敵からの攻撃に対する回避判定に有利な補正を得ることができる。但し、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。 真名秘匿:E(B) 真名及び過去に何をしていたかと言う事の露呈を防ぐスキル。 ランクEは、相手に真名が本当であるかどうか、少しだけあやふやにさせる程度の力しかない。 アサシンの場合は後述する、自らの顔を隠す為に被っていた宝具をつけていた時の方が、どちらかと言うと有名なサーヴァントで、 寧ろこれを外した素顔の状態の時の方が、真名秘匿ランクは上。宝具を外した場合にはカッコ内のランクに修正される。 【宝具】 『亡き友の形見の雛頭(ひよこの被り物)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身 アサシンが常にその頭にかぶっている、黄色いひよこの頭を模した被り物が、宝具となったもの。 生前の幼少期に、二刀の剣士・ジャンルーカによって斬り殺された幼馴染であるソラが大事にしていた着ぐるみ。 このひよこのぬいぐるみを被りながら、アサシンは生前幾人もの剣豪を斬り殺し、遂には世界最強の剣士の高みへと上り詰めた。 そう言った経緯から、少しばかりの神秘性を帯びており、Dランク以下の精神耐性宝具やスキルを持たない者は、愛くるしいデザインとは裏腹の、 宝具が放つ異様な血臭と空気に呑まれ、気圧されてしまう。 自らが振るう刀をこの世で最も愛しているアサシンではあるが、この宝具も刀と同じ位重要なものであると言う意識は変わっていない。 気心の知れない相手にこの宝具を触られる事を、彼は何よりも嫌う。 『フェルベルの血筋』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身 今まで戦って来た数々の剣豪が必殺技として来た、数々の剣技を摸倣、完璧に自分のものとしてきたアサシンのエピソードが宝具となったもの。 アサシンは、一度見た、或いは受けた剣技を、対人魔剣か否かを問わず、完全に自分のものとして、剣技の使い手と全く同じ技量と速度、威力で使う事が出来る。 奥義の発動に魔力や霊力と言ったものが必要な剣技には、マスターから供給されるそれを徴収し、使用コストに充てる事が可能。 但し、発動に術者の肉体的特性や、余りにも強すぎる個性が関わる剣技に関しては、アサシンは摸倣する事が出来ない。 故郷マニマニにおいて最強の剣士であり、世界中でも最高峰の剣技を誇っていた、アサシンの父、リクナー=フェルベル。 その様な血統と、世界で最も優れた剣士に師事した事で、アサシンの剣の腕前は、凄まじい勢いで開花されて行くのだった。 【weapon】 宗光: よく手入れされた打刀。師匠であるユキムラから与えられた最初の真剣である。 【人物背景】 マニマニと言う国に生まれた子供。父に、元国家最強の剣士であるリクナーを持つ。 後に師匠となるユキムラと呼ばれる侍が決闘を申し込んだ際、その時の戦いでリクナーは両腕を斬り落とされており、彼は二度と剣を握れぬ身体になってしまった。 其処で彼は、自分のような目にテューンはあわすまいと、なるべく剣から遠ざけるように、平和な生活を送って来た。 ある日マニマニに興行の為にやって来たサーカスに所属する少女であるソラと友達になり、楽しい日々を過ごす。 が、リクナーが戦えない身体になっていた事を知らない、ジャンルーカと呼ばれる剣士がテューンの屋敷を来訪。彼との決闘を要求する。 リクナーが戦えない事に気付いたジャンルーカは逆上、リクナーと彼の妻アヤカ、屋敷で働いていたメイドのミリと、偶然遊びに来ていたソラを殺害する。 その時にテューンは、ひよこの着ぐるみ、ソラの大事な宝物であり、初舞台で彼女が演じていたひよこの役の為のそれを着込んで、屋敷から逃走。 決闘後もリクナーと親交があり、面識のあったユキムラの家へと駆けこみ、何とか事なき事を得る。 それから10年後、18歳となったテューンは、世界最強の剣士となるべく、自らの意思と足でユキムラの道場を出、旅に出る事にする。 この時、ソラの形見であるひよこの着ぐるみの頭の部分を被り、『ひよこ侍』として、サーカス団で一番の女優になる事が夢であったソラの分まで自分が世界一になる事を誓う。 そこでテューンは様々な剣士と出会い、彼らの苦悩や生きざまを目の当たりにし、時に自らの生き方と在り方に悩み、そして剣士としての宿命により、彼らを決闘で下して行く。 遂には、自分の家族の仇であり、圧倒的な剣技の腕前を武器に、小さな共和国の軍隊を壊滅させて、国を吸収。 自らの帝国を一代で築き上げたジャンルーカをも死闘の末に下して見せた。 表向き世界で最強の剣士と知られるジャンルーカを倒した後テューンは、隠居し、世界の誰にも知られていない最強の剣士――即ち、自らの刀の師匠である、ユキムラの道場へと足を運ぶ。 テューンの意を理解したユキムラは、彼を道場へと誘う。彼は、自らの師匠をも斬り殺すつもりであった。 ユキムラは訊ねる。「何のために刀を振るうのだ」と。対しテューンは答えた。『刀のためです』、と……。 今回のテューンは、3つあるマルチエンドの内の一つ、自らが振るって来た刀の美しさを愛し、この刀をどうすれば永遠に自分だけのものに出来るのかと考えた末、 自らの腹部に突き差し、自刃を遂げるエンドからの参戦である。 【サーヴァントとしての願い】 自らの刀に、更に血を吸わせてやる。 【基本戦術、方針、運用法】 ステータス自体は平凡以下のサーヴァントであるが、その実、保有スキルは極めて実戦的なものが高いレベルで揃っている。 ステータスこそ低いが戦闘自体は得意であり、マスターの殺害に失敗した場合は、三騎士が相手でも技術でステ差を覆す事も、不可能ではない。 『フェルベルの血筋』は、宝具にも匹敵する剣技を武器とするサーヴァントを相手には絶対的な優位を保てる宝具ではあるが、逆に言えば使い道はそれだけしかなく、 強いには強いが限定的な宝具であると言わざるを得ない。またアサシン自体も、辿ったエンドの都合上、やや精神を病んでいるきらいがある為、其処も懸念と言えば懸念。 王手をかけるには、やや難しいサーヴァントだと、言わざるを得ないであろう。 【マスター】 千羽烏月@アカイイト 【マスターとしての願い】 不明 【weapon】 維斗: 烏月が保有している、千羽妙見流に伝わる、千鬼を調伏したとされる太刀。 『折れず、錆びず』と伝えられる破妖の太刀で、千羽党鬼切部の証である。 【能力・技能】 千羽妙見流: 烏月が修めている剣術の流派。専ら鬼との戦いの為の剣術であるが、人間相手にも応用が利く。 人ではない存在を相手にする為の剣術であり、気功の概念を取り入れている。八極拳、北辰一刀流、示現流と似通っていると言う 魂削り: 「オン・マカ・キリ・チリベイ・ソワカ」と言う真言を唱えながら、相手を斬る技。 物質的な肉体を持たない、霊体のみの鬼を斬る奥義であり、己の魂を削り、相殺効果で相手を斬る。 が故に、己の魂の絶対量が相手より豊富であることか、相当のやせ我慢が必要。 見鬼: 視えないものを視る能力。妙見(たえみ)の技とも。 鬼や、鬼に取り憑かれた人間、物に込められた力などを見抜くことができる。使用中は右目が蒼く光る。 また、極低ランクの邪視の類を無効化する 経観塚(へみづか)に足を運ぶ前の烏月である為、千羽妙見流の裏奥義である鬼切りは使用不可能。 【人物背景】 人に害をなす鬼を調伏する為の組織である、鬼切部千羽党の鬼切役。 若干17歳と言う若年にも程がある年齢であるが、これは先代の鬼切役である千羽明良が死亡し、その後目を継いだからである。 まだ年若いがその実力は確かで、大の大人が数人がかりは愚か、雑魚の鬼が何体いても退ける程の実力を誇る。 兄が鬼に殺されたと言う過去から、人外の存在に対しては一切容赦と言うものをせず、余程の理由がなければ、問答無用で斬り捨てる。 今回は経観塚に足を運び、羽藤桂らと出会うまえの烏月である。 【方針】 さしあたっては様子見。人外の存在に対しては、容赦はしない。
https://w.atwiki.jp/subofseiban/pages/42.html
「…」 概要 日本の端に流れていた仮面。それが祀られ、神となったモノです。今回は仮面舞踏会の仮面がベースで、一応、ある人物の格好をしていますが、 存在的には仮面舞踏会の歴史そのものであり、様々な人格、経験を備えています。今の姿は、仮面を拾った巫女の姿をコピーしているという設定ですが、 ぶっちゃけ作者のノリの産物。褐色いいよね、褐色。多分のじゃロリ。 仮面舞踏会は娯楽である一方、要人暗殺等のいろいろな事件が起きており、匿名性が高いって怖いよね。治安敵にも昔のネットみたいにフリーダムだったろうし。 さて、本来パーントゥは五穀豊穣の神であり、体に纏った泥によって魔を払い、浄化を行うことが出来ますが、クラスがアサシンであること、そして正体が群体であることから 「悪意」を抑え一つの人格にまとめるためにそれらの能力は使えなくなっております。 性格 色々な人格が統合された結果、落ち着いたというか老成しております。 ただし、五穀豊穣の神でもあるので、それを妨げるモノには容赦しない。 下着はつけない主義。風が心地よい… 方針 基本的にはマスターに従うタイプ。 方針(聖板戦争での立ち回り方) 方針を入力してください 戦闘スタイル(強み・弱点含む) 群体ゆえの思考速度・各種技能に優れており、肉体的には強くないものの、不意打ちや情報収集の面に強い。 策を張り巡らすタイプなので、その策を強引に突破してくる相手は苦手。 パートナーについてどう思っているか その紅くそり立ったモノ――良い。 台詞の例 「…」 「ぬし、どうしても着て欲しいというのならば…、Yシャツ、とやらを所望する。大きくて、白い奴を。それで事足りるのじゃ。…下着?拒否する。」
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/41.html
首藤涼&アサシン ◆BATn1hMhn2 どこにでもあるような極普通の教室は、どこにでもいるような極普通の生徒たちの声に満ちていた。 昨日見たテレビに出演していた男性アイドルが格好良かっただとか、今週末までに提出しなければならない課題が終わりそうにないだとか。 周りの人間にしてみれば他愛のない、しかし本人たちにとっては何よりも重要な悲喜こもごもが、教室のあちらこちらから聞こえてくる。 この瞬間、確かに彼らは共有していた。口にするのも小っ恥ずかしい――皆が言うところの、青春という時間を。 だが――その中に、周囲の姦しさから切り離され、一人異彩を放つ少女の姿があった。 色素の薄い髪色が見る者の目を引くその少女は、詰将棋の問題が載った雑誌をただ眺めているだけだというのに、他の生徒たちとは一線を画すほどの存在感を持っている。 白髪の間から覗かせる怜悧な瞳の中には知性の光が満ちており、佇まい一つ取っても高貴な出自を連想させる、その少女の名は、首藤涼という。 黙々と詰めまでの手順を模索する涼の耳朶を打ったのは、彼女から少しばかり離れたところで笑い合っていた少女たちの会話だった。 教室に溢れている無数の会話の中から、それが涼の耳に届いたのは何故だったのか―― ともすれば教室の喧騒に紛れて消えてしまいそうな、少しトーンを落とした声は、こう言った。 「……そういえば、『死神』の噂って知ってる?」 ――ん? と、涼は談笑を続けるクラスメイトたちへと顔を向けた。 しかし、涼の視線が自分たちに向けられていることに気づいた途端、級友の少女たちはバツが悪そうに更に声を小さくする。 (……そう怖がらずともよかろうにのう。いくらワシといえども、あからさまにそんな態度を取られると傷つくというに) ふぅ、と小さな息をついたが、涼の中には既に諦めに似た感情もあった。 その諦めは苦笑となって涼の表情に現れる。 クラスメイトといっても、彼女たちと涼の関係は、そう深いものではない。 涼はつい先日、このクラスに転入してきたばかりの身だからだ。 些かばかり浮世離れした涼の物腰が年頃の女子学生たちには奇異なものに見えたのか、未だに親しくなった人物もいない。 ……いや、一人だけ、友人とまではいかないが、友好的な関係を築けている人物がいたことを思い出す。 教室の異分子として周囲から完全に浮いてしまった涼に対して、今でも朝と夕の挨拶だけは欠かさない隣の席の少女がそれだ。 部活動もやっていないようなのに、小柄な身体に似つかわしくない大きなスポーツバッグをいつも肩にかけている姿が印象的だった。 といっても、たとえ友人の一人すら出来なかったとしても涼は大して気にはしなかっただろう。 なんせ、涼がこの学校に転入してきたのは、とある目的を果たすためなのだから。 その目的とは―――― ………………? 「う、ううう――?」 首藤涼は、背中に冷たいものが走るのを感じていた。 思い出せないのだ。自分がどうしてこの学校へとやってきたのか。 こんなところで学生の真似事をしているのは、いったい何のためだったのか。 重く冷たい扉が、その記憶に繋がるはずの道を塞いでしまっている。 直感した。この記憶の欠落を埋め直すためには、固く閉ざされた記憶の扉を開く鍵が必要なのだと。 (鍵は――どこにある――――?) 胸の内の不安が外に溢れ出ようとするのを感じながら、それでもそれをおくびにも出さず、涼は思案する。 そもそも、涼は今の今まで一度も自分の目的と行動について疑問を持つことがなかった。 それについて考えようとすることさえなく、流されるように学生の真似事をして、無為な時間を過ごしてきたわけだ。 今はそのことに気付いた分だけ、鍵に一歩近づいていると言えるだろう。 思い出さなければならない。その一歩のきっかけが、いったい何だったのかを。 必死に思考を巡らす涼の耳に、またも級友の声が聞こえてくる。 話を進めるうちに興が乗ってきたのか、先ほど落としたはずの声量が、再び上がってきていた。 会話の全容までは聞こえない。だが、言葉の端々に登場する不穏なその単語が、涼の中の何かに、触れた。 「それで、その『死神』がね――」 死神――その単語を聞いた瞬間、涼の心臓がどくんと大きく鼓動した。 逸る気持ちを抑えながら、涼は死神の噂をする少女たちのところへと歩を進める。 涼の接近に気付いた少女たちは、あからさまに身を固くした。 「な、何か用ですか……?」 「そう縮こまらずともよい。ワシはただ、今話していた噂とやらを聞きたいだけじゃ」 少女たちは顔を見合わせ、涼に秘密の噂話を聞かせてもいいものか、目配せだけで相談する。 誰それが誰のことを好きだとか、そういう身近な、身内以外には絶対に聞かせたくない話の類でもない。 死神だなんて非常識もいいところの与太話ならば、別に話してしまっても問題ないだろう――そう判断した少女たちは、涼が会話の一員となることを承諾した。 曰く――死神は、実在する。 おとぎ話にあるような、ドクロが大鎌を持ったようなテンプレートな存在ではないという。 だが、年齢も性別も不明なのだ。なぜならソイツは死神だから。見たものに死を運ぶ存在だから。 ここまでならば非常に陳腐な話だ。 古来よりその手の怪談は両の手足指を全て使っても数えきれないほど伝わってきている。 先ほど感じた予感めいたものは気のせいだったのかと涼が落胆しかけたとき――だけど、と、少女は言葉を継いだ。 「その死神は、誰でも殺すっていうわけじゃないの」 「ほう? ならば、その死神はいったいどんな人間を殺すというのかのう?」 「死神が殺すのはね――『人生で、一番美しい瞬間を生きている人』なの」 その言葉を聞いた瞬間。涼の心の奥底に気泡のような何かが生まれ、たちまちのうちにそれはぼこりと浮き上がった。 浮かび上がったそれは――涼の記憶を阻害していた扉を、一瞬の内に壊してしまう。 涼が扉の向こう側へ行くまでもなく、閉じ込められていた記憶は堰を切ったように溢れだしてくる。 「……すまんの、急用を思い出した」 「え、あ……! 首藤さん、もう次の授業始まっちゃうよ」 少女たちの呼びかけも虚しく、首藤涼は振り向くことさえせずに教室を出て行った。 残された少女たちは難しい顔をしながら、 「……私たち、もしかしてなんかマズいこと言っちゃった?」 「うーん、やっぱり首藤さん難しいわー」 「……あれれ、いなくなったの、首藤さんだけじゃないみたいよ」 少女が指差したのは、首藤涼の隣の席。 ロッカー棚を見てみれば、彼女の代名詞といっても過言ではない身の丈に合わない大きなスポーツバッグ――確かメーカーはスポルディングだったか――も、なくなっている。 「うん? もしかして……二人で秘密の逢引きってやつ?」 「確かに首藤さん、すっごい美形だからねぇ……そういうの似合うかも」 きゃー! と、嬌声を上げる少女たち。 当の本人たちがいないのをいいことに、あれやこれやと耽美な空想を口にしてはきゃっきゃとはしゃいでいる。 「そういえばさ、首藤さんに大事なところ言い忘れちゃったなぁ」 「なになに?」 「いったい誰が呼び始めたのか、どうしてそうなったのかは知らないんだけど――死神にはね、名前があるの」 その死神の名前はね―― そのとき、少女の声をかき消すように校舎中にチャイムの音が響いた。 殆ど同時に教室に入ってきた教師が、授業開始の号令を指示する。 教室からいなくなった二人の少女のことを気にする者は、誰もいなくなっていた。 ◇ びゅうびゅうと、心地の良い風が吹いていた。 校舎の屋上の柵にもたれかかった首藤涼は、現界した己のサーヴァント――アサシンへと言葉を放つ。 「どうやら、随分とギリギリだったようじゃのう」 もしもあと一日でも記憶を取り戻すのが遅れていれば、首藤涼の記憶は永遠に埋没したまま、NPCとして一生涯を過ごしていただろう。 ここまで遅れを見せてしまったのは、涼が聖杯に祈る願いが他のマスターのそれと比べて希薄だったことも一因であるのかもしれない。 元々、自発的に聖杯を望んだわけではなかった。たまたま手に入れた欠片が、涼のかねてからの願いに反応した、いわば巻き込まれた形での参加だからだ。 だが――その過程がどうであったとしても、マスターとして目覚めた以上は首藤涼と他のマスターの立場には何の違いもない。 「よろしくお願いするよ、マスター」 アサシンはぶかぶかの黒いマントをたなびかせ、筒のような奇妙な帽子をかぶっていた。 これから聖杯戦争という死地へ赴くというのに、男なのか女なのか分からない中性的な声音からは何の気負いも感じられない。 もっとも、気負いが感じられないのはマスターのほうも同じだった。 「随分とのんびりとしているようだけれど、マスターの願いはいったい何なのかな? やる気はあるのかい?」 アサシンは随分と奇妙な表情をしながら、涼へと質問を投げかける。 涼は、ふふと小さく笑って、 「――黒薔薇の花言葉を知っておるか?」 アサシンは沈黙をもって答えとした。 「黒薔薇の花言葉は――『彼に永遠の死を』」 「殺して欲しい人がいるのかい?」 「他力本願は極力しない主義での。殺したい相手がいるなら、誰かの手を借りずとも自分でやるとも。 こう見えて、本職は学生ではなく暗殺者じゃ」 「ひゅう、美少女暗殺者だったのか」 「うむ、美をつけてくれるあたり分かっとるのう」 アサシンの見え見えの世辞に気を良くしたのか、涼は破顔した。 だが、その表情はすぐに物憂げなものに変わる。 「ワシが求めているのはな――ワシ自身の死じゃ」 涼はそこで言葉を切ると、一拍置いてから改めてアサシンへ質問を投げかけた。 「ワシは、幾つに見える?」 アサシンは肩をすくめると、 「そうだね。十代後半……少なくとも、成人はしていない。そういう風に、君は見える。見える範囲ではね」 「その口振りでは凡その事は分かっておるようじゃの。主従の契りを結んだからか、それがおぬしの能力なのか…… 何はともあれ、そこまで分かってくれているなら話は早い」 首藤涼の身体は、ハイランダー症候群という病に侵されている。 その症状は、不老と長命。年端もいかぬ少女に見える涼は、その実のところ、外見の幾倍もの年月を生きている。 永い年月は、涼に多くの別れをもたらした。誰も彼もが涼を置いて、先にいってしまった。 「もう、十分に生きた。嬉しきことはそうも増えず、悲しきことを忘れるのは難しい。 そろそろワシも、人並みの死というやつが恋しくなってきての」 ふうん……と、アサシンは納得したように頷く。 「しかし――聖杯というのは、思っていたよりも融通の効かんやつのようじゃの。 一見都合の良い組み合わせのようじゃが、決定的なところでズレておる。 のう……『人生で一番美しい瞬間に殺してくれる』という『死神』よ」 死を望む主と、死をもたらす従者。 だが――二者が噛み合うことは、ないのだ。 主が望むのは、自然の摂理のままに老い、朽ちていく死。 従者がもたらすのは、美しい瞬間を、美しいまま切り取る死。 「とはいえこの歪さも趣きというものか。こちらこそ、よろしく頼むアサシンよ」 いや――確か、このサーヴァントの名は。首藤涼に与えられていた仮初めの記憶の中で、隣席に座っていた少女の名は。 「宮下藤花、でよかったか?」 「いいや、それはぼくを指す名前としては相応しくない。ぼくは自動的に浮かび上がってきた存在であって、宮下藤花ではないからね。 ぼくのことは――」 ◇ その死神の名前はね―― ◇ 「ブギーポップ(不気味な泡)と呼んでくれ」 ◇ ――宮下藤花が意識を取り戻したとき、彼女は自分がどうしてこんなシチュエーションに陥っているのか全く理解が及ばなかった。 ここはどうやら屋上らしい。愛用しているスポルディングのバッグを何故か持って、屋上に立っている。 ここまではまだ理解の範疇だ。だが、目の前には―― 「首藤さん?」 つい先日やってきたばかりの、転校生がいた。 藤花が目をぱちくりさせて驚いているのがそんなに面白いのか、腹を抱えて笑っている。 「も、もう! そんなに笑わなくたって――」 (……あ、あれ。そういえば……首藤さんがこんなに笑ってるの……初めて見る気がする) 首藤涼には、どこか近寄りがたい雰囲気を感じていた。 だけど、こうやって笑っている彼女は、とても親しみやすい存在のように感じられる。 「あの……首藤さん、どうして私たち、こんなところにいるんですか?」 まだ笑い続ける涼は、目尻に浮かんできた涙を拭いながら藤花の質問に答える。 「ああ、ワシが呼んだからじゃの。ちょいと、頼みがあってな」 「えっ、私にですか?」 自慢ではないが、宮下藤花には自分はあまり出来のいい人間ではないという自負があった。 勉強も運動も人並み程度で、取り立てて特筆すべき特技や技能があるわけでもない。 そんな自分が、見るからに完全無欠の美少女然としている首藤涼に何かを頼まれるだなんてことが、あるのだろうか。 「うむ。用件の半分はもう終わったようなものだがのう」 「え……すいません。なんだか私、ぼーっとしてたみたいで頼みごとっていうのが何だったのか……」 「もう伝わるべきところに伝わったようだから気にせぬともよい。 だが、そうじゃのう。せっかくだから宮下にも一つ、頼みをしておこうか」 いつの間にこんな時間になっていたのだろうか。 太陽は随分と低い位置に動いてしまっていて、その光は茜色に変わっていた。 夕日に照らされながら学校の屋上に佇む首藤涼という絵面は、まるで一枚の絵画のように美しくて―― 「――ワシと、友達になってほしい」 差し出された右手を握り返す以外の選択肢は、そのときの宮下藤花には浮かんでこなかった。 【クラス】 アサシン 【真名】 ブギーポップ(宮下藤花)@ブギーポップシリーズ 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B 【属性】 混沌・善 【保有スキル】 気配遮断:A アサシンではなく宮下藤花として行動することで、サーヴァントとしての気配を完全に隠蔽することが出来る。 しかし宮下藤花はNPCと同等の能力しか持たないため、戦闘に有用なスキルとはならない。 対魔力:C 精神汚染系の魔術に対する強い耐性を持つ。反面、物理的耐性はダメージを僅かに軽減するに留まる。 世界の敵の敵:B 世界の持つ可能性を閉ざす危険を持つ存在、世界の敵であるかどうかを判別する。 能力の強大さと意志の方向性の二つが世界の敵であるかどうかの判定基準であり、後述する宝具の使用条件に関わってくる。 【宝具】 『自動的に浮かび上がる不気味な泡(ニュルンベルクのマイスタージンガー)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1 世界の危機に関わる異変を察知したとき、ニュルンベルクのマイスタージンガーを口笛で吹きながら不気味な泡は浮かび上がる。 前述のスキル判定によって世界の敵と見做された存在を相手にするとき、アサシンの全パラメーターは一段階上昇する。 世界の敵を葬ってきた死神としての伝承が宝具となったものである。 【weapon】 『鋼線』 鋼鉄製のワイヤーである。特別な謂れはないが、死神の振るう鎌のごとく多くの世界の敵を屠ってきた。 『スポルディングのバッグ』 スポルディング社製のスポーツバッグ。黒いマントや筒状の帽子といったブギーポップの衣装は、普段この中に入っている。 【人物背景】 宮下藤花はごくごく一般的な女子高生である。素直で明るく、友達にも恵まれ、上級生の彼氏もいる。 だが、世界の危機に関わる異変が起きたとき、宮下藤花の中からブギーポップ――つまり彼女の別人格が浮かび上がる。 ブギーポップとしての彼女は強力な戦闘能力を有し、人間の限界を大きく超えた身体能力を有する存在や戦闘用に改造された合成人間だったとしても圧倒することが可能。 また、女子高生の間でだけ噂されている都市伝説『その人が一番美しいときに、それ以上醜くなる前に殺す死神』の正体でもある。 宮下藤花は自分がブギーポップになっている間の記憶を持っておらず、欠落した部分の記憶は藤花の中では整合性の取れた記憶として改変されている。 そのため、藤花自身は自分がブギーポップであるということを知らない。 【サーヴァントとしての願い】 自動的な存在であるため聖杯に対して能動的な望みを持たない。 強いていえば聖杯という強大な力を得ることによって世界の敵となる可能性を持つ存在を抹消することが願いといえるだろう。 【基本戦術、方針、運用法】 戦闘においては正面からの武力行使よりも相手の心理の弱点をつくことが多い。 世界の敵に対して容赦はしないが、能力、あるいは意志の変化によって世界の敵足り得なくなった場合、命までは取らないこともある。 【マスター】 首藤涼@悪魔のリドル(アニメ) 【参加方法】 詳細は不明。強く願ったわけではなく、半ば巻き込まれる形での参加。 【マスターとしての願い】 普通に年を取って死ぬこと。 【weapon】 特になし。原作において爆弾付き首輪を武器として使ったことがあったが、涼自身に製作技術があるかは不明。 【能力・技能】 不老・長命(ハイランダー症候群に起因するもの) 暗殺者であるが、詳しい手口や能力は(少なくともアニメ放送では)不明。 【人物背景】 白髪が特徴的な少女。達観した性格や特徴的な口調(一人称がワシ、語尾にじゃをつけるなど)が目立ち、精神年齢は相当高い様子。 彼女はハイランダー症候群という不老・長命の病にかかっており、実際はかなりの高齢(少なくとも100歳以上)。 原作では暗殺の報酬として「普通に年を取って死ぬこと」を希望しており、自らの不老・長命を好ましく思っていないようだ。 しかし確実に暗殺を成功させることが出来る場面で敢えてゲームを仕掛けたりと、自らの願いに強い執着はないようである。 (希望を叶える方法が「全世界の高名な医師に研究を進めてもらい治療法を見つける」という不確実な方法だったために本気にならなかったという説もあるが、あくまで考察の一つ。) 過去に一つ年下の大切な男性がいたが、いつまでも年を取らない涼と段々と老いていく男性は最終的に離れてしまうことになる。 別れから数十年経った今でもその男性の誕生日を重要なパスワードとして設定したり、未練は完全に断ち切れていないようだ。 【方針】 強い願いではないため、積極的に優勝を狙うかは不明。